第32回東京国際映画祭が28日、六本木ヒルズ、EXシアター六本木(東京都港区)ほかにて開幕。本映画祭にて、特別先行版が上映される映画『この世界の（さらにいくつもの）片隅に』(12月20日公開)で、主人公・北條すずの声を演じるのん、片渕須直監督らが、オープニングを飾るレッドカーペットイベントに登場した。
本作は、2016年公開の大ヒット映画『この世界の片隅に』に250カットを超える新エピソードを追加した新作映画。すずを取り巻く人々の「さらにいくつもの人生」がより深く描かれることによって、すずの中にあった温かく哀しい秘密が浮き彫りになる。
のんは純白のシースルードレスに身を包み、イベント会場となった六本木ヒルズアリーナに登場。女性ファンから「めっちゃかわいい」といった声も上がり、羨望の眼差しを集めた。
のんは片渕監督らとレッドカーペットを歩き、ステージに登壇すると「今日はこのような映画の祭典に呼んでいただき、本当に嬉しいです。私の中でとても大切な作品になっているので、観ていただける機会ができて、とても嬉しく思います。ありがとうございます」と、感激の面持ちで語った。
一方の片渕監督は「3年前の今日、東京国際映画祭で『この世界の片隅に』という映画が初めて一般の方々の前に登場したわけですが、それから3年かかってまた新しい映画になって、戻ってくることができました」と感慨深げ。続けて「実はまだ映画、完成していないんです。今晩、編集室に行って完成します」と笑い、「皆さんどうかお楽しみに」と呼びかけていた。
第32回東京国際映画祭は、10月28日(月)から11月5日(火)まで開催される。
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