11月8日、都内で行われた映画「閉鎖病棟-それぞれの朝-」の公開記念舞台挨拶に、主演の笑福亭鶴瓶(67)が出席、映画館にサプライズ訪問した事を明かした。
先日、北九州を訪れた際、個人的に劇場へ足を運んだという鶴瓶。「最後立ち上がって、俺が挨拶したらびっくりするだろうなと思って。振り返ったらお客さんが6人だった」と明かすと会場からは笑いが起こった。さらに、本作は結末を知った上で再度見ても楽しめる作品だと話し、「また抜け駆けで見に行きますので(2回目を)見てください。全国に行く」「(お客さんと)1対1になるまで行く」と、今後も全国の映画館に登場すると予告した。
本作は、精神科医・帚木蓬生の小説を「愛を乞う人」「エヴェレスト 神々の山嶺」の平山秀幸監督(69)が映画化したもの。長野県のとある精神科病院を舞台に、死刑執行が失敗し生きながらえた秀丸(笑福亭鶴瓶)、幻聴に苛まされるチュウさん(綾野剛)、DVが原因で入院する由紀(小松菜奈)が、家族や世間から遠ざけられながらも心を通い合わせる物語。
舞台挨拶に共に登場した平山監督は、「頭の中だけでずっと考えてきた企画が、鶴瓶さんを迎えて大きく動き出した。本当にありがとうございます」と感謝を述べていた。