俳優・菅田将暉(26)が11月8日、東京・新国立劇場で行われた主演舞台「カリギュラ」のフォトコールに参加した。
菅田は細眉が印象的なメイクに、鍛え上げられた腹筋がのぞく赤い衣装で、”暴君”カリギュラを演じている。「体脂肪が落ちたんじゃないか?」という記者からの質問に対しては、「そうですか?稽古したらついた。普段体を出さないので…俺の体を毎日見てるみたいな言い方ですね(笑)」と冗談まじりに話し、記者陣を笑わせた。
菅田は、自身が演じる役について「“暴君”と聞くと確かに破天荒なイメージがあるが、共感する所はある。うまくいかなかった事とか、イラっとした時の消化の仕方が、カリギュラの場合は非情なだけ」と説明。共感できる部分も少なからずあるようで、「コンビニでトイレを借りようとして、先に人が入っていた時、ガーンってあけたろかなと思う事はある。しないですけどね!」と、ユーモアたっぷりに話した。
共演する高杉真宙(23)とは、良く食事に行く仲だそう。菅田は、稽古の合間に“二郎系”ラーメンを一緒に食べに行った際のエピソードを披露。「(高杉の)目がギラついていた、にんにくが効いたんでしょうね。すごい怖くて(笑)」と顔真似しながら話すと、高杉は「いやいや!そんな顔!」と、否定しながらも大笑いしていた。
また、台本を読んでいる高杉に日々ちょっかいをかけているといい、「(良いリアクションを)見たくて。それを癒しに頑張っていました」とニッコリ。作品のテーマは重いが、現場は楽しい雰囲気だった事が伺えた。
最後に菅田は、本作を「今にぴったりだと思います。色んな意味で」と含ませ、「暴れている凶暴な殺人者というイメージは振り払って、日々の生活の延長戦上でみてほしい」「笑えるところもあるので気軽に見てほしい」と、アピールした。