11日深夜、『スピードワゴンの月曜The NIGHT』(AbemaTV)が放送され、セクシービデオ男優・しみけんが、デビュー当時の苦労話をする場面があった。
この日はセクシービデオ男優・しみけんをゲストに招き、デビュー当時からのさまざまな仕事の話や、性にまつわるトークを展開。そもそも男優になったきっかけを、しみけんが語り出した。
高校生の頃から男優になるための道を模索していたというしみけん。ある日、スポーツ新聞の求人欄に「男優募集」の文字を見つけて連絡を入れ、当日現場に向かってみると、男性が相手の“ゲイ物”の撮影だったそう。
セクシービデオの世界とゲイ物ビデオの世界が別世界だと知らないまま業界入りを果たしたしみけんは、「今日はたまたま男性が相手だったけど、次は女性かもしれない」という気持ちで撮影に臨んでいたとのこと。淡々と語るしみけんに、小沢一敬は「すげぇタフだね!」と驚きを隠せない様子だ。
そんな形でキャリアをスタートさせたしみけんだったが、当時ゲイ雑誌の編集部で働いていたマツコ・デラックスから「お前のいる世界はゲイの世界だ。セクシービデオの世界に行きなさい」と後押しされたこともあり、改めてセクシービデオ男優を目指すことに。30社ほどのセクシービデオ制作会社に履歴書を送ったという。
そのうちの1社から電話がかかってきたが、制作会社の人間は名乗りもせずに、第一声が「君、ウンコ食える?」だったと話すしみけん。「男優になりたかったし、これはウンコが巡り合わせてくれたのかもしれないなって(思った)」と話すしみけんだったが、小沢は「ねぇよ! そんな巡り合わせなんて!」とバッサリ。
ここでようやくセクシー男優として働けるかと思いきや、やはりデビュー当時は過酷な現場ばかりだったともしみけんは明かした。「(新人は)ムチャクチャな仕事ばっかり来るんですよね」と振り返ったしみけんは、「不衛生な撮影をしたため体調を崩す」「おばあさんにムチで叩かれ続ける」などの例を挙げた。
「3本目、4本目くらいからは記憶がなくて……」と話すしみけんに、小沢は「身体が記憶を消そうとしたんだろうね……」と、同情してコメント。過酷な撮影が続いたため、10本目の出演を迎える前には精神的に追い詰められ、仕事の依頼の電話に「相手は男ですか? 女ですか? 女って言っても、人ですか?」と返すほど、疑心暗鬼になっていたそうだ。
記憶をなくすほど辛い時期だったが、その時期に共演した女優が「頑張ってる若い男優がいるよ」と、別の制作会社に紹介してくれたことがきっかけで、人生が変わり始めたとのこと。しみけんは「(その制作会社に)呼ばれて行ったら、きれいな若い女優さんばかりで。そこで絡ませてもらったのが、(今のポジションにたどり着けた)きっかけですね」と振り返っていた。