時効になった事件を“趣味”で捜査する男・霧山修一朗(オダギリジョー)が、名(迷)助手・三日月しずか(麻生久美子)と共に未解決事件の謎に挑むシュールな脱力系コメディーミステリー『時効警察はじめました』(毎週金曜23時15分~24時15分 ※一部地域を除く)。11月22日(金)放送の第6話(脚本/田中眞一、監督/大九明子)に、寺島しのぶと柳葉敏郎がメインゲストで出演することが明らかになった。

第6話では、試合前に何者かに負わされた頭部の傷が原因となり、プロレスラーがリング上で息絶えた時効事件を、霧山が捜査。死んだレスラーが所属していた「気合プロレス」のCEO役を寺島しのぶ、彼女を“お嬢”と呼んで慕うレフェリー役を柳葉敏郎が演じる。

「女子プロレスが全盛期だったときにクラッシュ・ギャルズさんが大好きで、しょっちゅう技を練習していた」という寺島はファイティングポーズを取りながら、「人生初のプロレス団体CEO、そしてプロレス技をかけるのも得意という役柄。気合を入れて臨みたいと思います!」と声高らかに宣言。

一方、「以前から『時効警察』が大ファンで…! 出演できるなら人間の役じゃなくてもいい。なんなら墓石の役でもいいと思っていた」と打ち明ける柳葉も、念願の出演に「夢がかなって最高で~す!」と、興奮冷めやらぬ様子。気合十分…いや十二分の2人が『時効』ワールドで展開するドリームマッチに注目だ。
なお、寺島&柳葉が大暴れする“プロレス編”の映像は、今夜23時15分~放送の第5話『伝説の芸人ラジオ生放送殺人!?』で流れる次回予告で初披露される。
「ウズウズしちゃって…」寺島しのぶ、昔の血が騒いで現役プロレスラーにも卍固め

寺島が演じる枕木葵は「気合プロレス」を人気団体に押し上げたカリスマCEO。「出演の決め手は役どころと題材」という寺島は、撮影初日から本物のリングに上がり、てんやわんやの大興奮…!「リングに上がれただけで、ロープをまたげただけでもう…。リングは聖域ですよ! マットの感触とかね…」と、ウットリする一幕もありました。 そんな寺島のプロレス愛はもう、ストップがきかないほどダダ漏れ状態。「ほかの出演者が技をかけるシーンを見ていたらウズウズしちゃって、現場にいらっしゃった現役プロレスラーの方にお願いして、卍固めをかけさせていただいちゃいました。そしたら『技のかけ方が速い』と褒められて、すごくうれしくて! やっぱり体が覚えているんです(笑)!…って、私はレスラーか!?」と、自らにツッコむほどスパークした。「劇中でもアドリブで、オダギリくんに卍固めをかけちゃおうかなぁと思っていたんですけど(笑)、肩を最近痛めたと小耳に挟んだので止めよう、と。肩を痛めてなかったら、本当にやっちゃっていたかもしれないです」と、プロレス好きが高じた裏エピソードも教えてくれた。
もちろん、その熱は芝居にも昇華!。劇中ではなんと霧山にジャーマンスープレックスをかけるシーンもあるなど、寺島の気合がほとばしる熱き一戦に注目だ。
『時効』ファン・柳葉敏郎、好きすぎてオダギリジョー&麻生久美子に告白できず仕舞い?

かたや、レフェリーのシューレス猿又を演じる柳葉は、長年温めてきた『時効警察』愛をみなぎらせながらクランクイン。「とにかく『時効警察』の空気に溶け込めれば、それでいい!」という一心だったそうで、「おそらく今回ほど、監督のなすがままにやった仕事はエキストラ以来です」と明かす。
さらに、柳葉は第1シリーズから『時効警察』の要であるオダギリ&麻生との共演にも、高ぶる思いを隠せず。“男は黙って…”そのものの硬派なイメージの強い柳葉だが、いとも簡単に我を忘れるほどハッスルし、「最高で~す! だって、ファンなんだもん! その人たちに会えるなんて、こんな最高なことはないですよね。口元がずっとにやけてる自分がいました」と告白。オダギリと麻生にその思いを伝えたのか尋ねると、照れながら「そんなこと、恥ずかしくて言えないです。だって、ファンだから! しつこくされると、あまりいい気持ちにならないだろうし、そんな気持ちにさせたくないですから」と、気遣いを忍ばせた。
HARASHIMA、佐々木大輔、男色ディーノら「DDTプロレスリング」の現役レスラーも参戦!

第6話には「DDTプロレスリング」の人気プロレスラーたちも出演。HARASHIMAが「気合プロレス」の現エース・高原本気を、佐々木大輔が時効事件で殺された看板選手・丸山真剣を、男色ディーノが丸山にベルトを奪取された元チャンピオン・土倉髑髏を演じる。3人は「いつもと違う僕を見て楽しんで下さい! プロレスに興味をもってくれる人が増えたら、うれしいです!」(HARASHIMA)、「私の夢でありました役者デビュー。もうこの世に未練はありません!」(佐々木)、「DDTプロレスファンの皆様には『これからは私のことを俳優、いや名優と呼べ!』と言ってやりたいです」(男色)と、気合たっぷりだった。
『時効警察はじめました』第6話(11月22日放送) あらすじ
エンターテインメント重視のプロレスを取り入れるというCEO・枕木葵(寺島しのぶ)の英断で、倒産寸前の状態から人気プロレス団体へと成長した「気合プロレス」。実はこの成功劇の途中には、世が騒然となる事件が起こっていた。それは25年前――看板選手の丸山真剣(佐々木大輔)がチャンピオン・土倉髑髏(男色ディーノ)に挑み、ベルト奪取に成功した「気合プロレス」タイトルマッチでの出来事。会場が沸きに沸く中、葵がトロフィーを渡そうとすると、丸山が立ったまま息絶えていることが判明したのだ! 死因は頭部強打による脳内出血。遺体の頭部を調べたところ、試合前に負ったと思われる「3」の形に似た奇妙な傷跡があったため、本件は殺人事件として捜査されることに…。土倉、葵、現在はシューレス猿又(柳葉敏郎)と名乗っているレフェリーのレッドシューズ猿又、高原本気(HARASHIMA)ら所属レスラーが疑われたが、真相は解明されず、時効を迎えてしまっていた。
この事件を“趣味”で調べることにした霧山修一朗(オダギリ ジョー)と助手の三日月しずか(麻生久美子)は、最近プロレスにハマッている新人刑事・彩雲真空(吉岡里帆)に案内され「気合プロレス」を訪問。葵と事件について話した霧山は、丸山のことを話すときに出る“ある口癖”が引っかかり…。
その矢先、今では「気合プロレス」のエースである高原が丸山の弟子だったこと、さらに丸山が高原以外のレスラーを一方的に敵視していたという内部情報が浮上。霧山と三日月も彩雲に続いて「気合プロレス」の一般練習生となり、外からはなかなか見えない人間関係を探り始める。すると、丸山が葵ともたびたび衝突していたことが判明。だが、葵はその件についてはだんまりを決め込むばかりで…!? そんな中、新たな疑惑を招くような言葉が、高原から飛び出す――。
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