第11回TAMA映画賞の授賞式が17日都内で行われ、最優秀女優賞を受賞した女優の蒼井優(34)、前田敦子(28)らが出席した。

蒼井優、山崎努に“告白”「また好きになってしまいました」 TAMA映画賞授賞式
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 蒼井は出演した5つの映画での演技が評価され、最優秀女優賞を受賞。映画『長いお別れ』で共演した俳優の山崎努(82)について、「また好きになってしまいました。例えば腕を組んで歩くようなシーンでも、カメラには映らない力の加減でアドリブを入れてこられたりするんですね」と告白。「リハーサルから本番まで何度やってもとにかくいろんな挑戦をされる方で、慣れてらっしゃるでしょうから山崎さんのメソッドの中でやられてもおかしくないのに、常に挑戦され続けてる姿勢っていうのを目の当たりにすることができて、自分みたいなキャリアだったらもっともっと大胆に挑戦していいんだなっていうことを学ばせていただきました」と尊敬の念を示した。

 デビュー当時、俳優業の勉強のために山崎の著書『俳優のノート』を読んでいたという蒼井。「劇団に入っていたわけでもないですし、お芝居を好きで見ていたわけでもないままこの世界に入ってしまったので、教科書代わりにしたのが山崎さんの本で。それに線を引いて、お芝居って何なのか、俳優って何をすればいいのかっていうのを学んでいました」と明かす一方で、今回の役柄については「難しかったですね。監督が求められることと、私がこの本を読んで受け取ったことの差が結構あったので、そこをうまく調整していくことがとても大変で、ずっと撮影中は不安でした」と苦労があったという。不安を抱えたままクランクアップしていただけに、「この作品も(受賞の)対象にしていただいて本当にほっとしています」と笑顔を見せた。

蒼井優、山崎努に“告白”「また好きになってしまいました」 TAMA映画賞授賞式
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 映画『旅のおわり世界のはじまり』で主演を務めた前田は、「以前ここで新人賞を頂いてそれが初めての賞だったので、今回こうやってまたTAMA映画祭に戻ってくることができて本当に嬉しいです」と同映画祭との縁を明かし、喜びを話した。

 また、今年3月に第1子を出産した前田。今後の活動について「これからどういうペースでやっていくかはゆっくり決めていきながら、がっつり映画の世界にまた携われる日が来るといいなと、毎日ひたむきにやっていきたいと思います」と抱負を語った。

(AbemaTV/『AbemaNews』より)

※山崎努(崎は正式には「たつさき」の字)

▶︎動画:蒼井優&前田敦子、受賞の喜びを語る「第11回TAMA映画賞」(8分20秒頃~)

「TAMA映画賞」授賞式の様子
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