俳優の小関裕太が23日、自身3冊目となる写真集「Kiitos! [キートス]~Yuta Koseki in Finland~photo by Jun Imajo」、およびDVD「Kiitos! [キートス]~Yuta Koseki in Finland~」の発売記念イベントに出席。写真集の舞台となったフィンランドでのエピソードや、写真集の発売を記念して開催される写真展のこだわりを語った。

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 写真展は、IID 世田谷ものづくり学校(東京都世田谷区池尻)にて、11月23日(土)~29日(金)まで開催。写真集の撮影を担当したフォトグラファー・今城純氏と、小関自身が撮りおろした写真が、それぞれ2つの会場に分かれて展示されている。

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 高校を卒業した頃に初めてカメラを購入して以来、写真が趣味になったという小関。自身が撮影した写真が展示される写真展は、今回が初開催となる。小関は会場で作品を前にし「ダイナミックに印刷されているものたちを実際目の前にしてみて、やっぱり感動しました」と、感激の面持ち。さらに「いつかどなたかに届いたらいいなと思っていたのがようやく形になったのが24歳というタイミングで、すごく感慨深いです」としみじみ話した。

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 会場のIID 世田谷ものづくり学校は、廃校を利用した施設。小関は「同じ建物の中でも色々な教室があるんですけど、ここは木の床で、温かみみたいなのがフィンランドに合っているかなと」と、会場選びの決め手を語った。会場内には、元々設置されていた水道があり、どのように使うか悩んだそうだが、最終的には写真のフィルムを展示し、手書きで「look!!」という文字も添えた。

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 最大のこだわりポイントは、会場の中央に設けられている、座ったり、寝転がったりできるスペースだ。フィンランドで体験し「最高だった」というピクニックを、来場者にも楽しんでもらおうと、会場にラグやクッションを用意した。

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 天井には、小関が「一番のメイン」と胸を張る「2つの太陽」と名付けられた写真が展示されており、寝転がって鑑賞できるようになっている。小関は「リアルな太陽と湖に映った太陽があって、こっちから見ると2つ太陽があるように見えたのが感動して、写真を撮りました」と説明。会場で流れる鳥のさえずりなどの音も、小関が友人らと制作したものとのこと。さらに、木をイメージした香りも漂わせるというこだわりぶりだ。

 橋に寝転がっている写真を撮影した際の心境を「ここが僕のアナザースカイって思ったんですよ。もう1度戻って来たいと思った」と振り返った小関。フィンランドで過ごした5日間は、かけがえのない時間となったようだ。しかし、なかにはハプニングもあったのだとか。

 小関は「カメラのフタって失くしちゃ駄目じゃないですか。それをやらかしてしまって。ロケ地に行くよりもフタ探しになっちゃって(笑)」とエピソードを披露。写真も撮らず、スタッフ総出で探す事態に至ったが、結局カメラのフタは、小関の服のポケットに入っていたのだそう。小関は「お騒がせして1時間ぐらい無駄にしました」と反省しつつ、「キートス(フィンランド語で「ありがとう」の意)って感じです!」と、茶目っ気たっぷりに笑っていた。

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テキスト・写真:水野梨香

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