『バック・トゥ・ザ・フューチャー』三部作で使われ、爆発的に有名になった車“デロリアン(DMC-12)”。誰もが知るこの伝説の車を開発した男、ジョン・デロリアンの人生を描いた映画『ジョン・デロリアン』が12月7日(土)に公開される。この度、自他共に認めるデロリアン好きから本作への応援コメントが到着した。

 193cmの長身で仕事と美女を愛し、派手なセレブ暮らしを送ったジョン・デロリアン。しかし彼の理想と夢を注ぎ込んだDMC-12が生産されたのはわずか3年半で、自ら立ち上げた自動車メーカーも倒産してしまう。会社の凋落を決定づけたのは、なんと社長のジョン・デロリアンが麻薬取引で逮捕されるという一大スキャンダルだった!本作は、天才的自動車エンジニアでありながら、詐欺や横領、脱税を行い、ハリウッドセレブをはじめ、ビジネスパートナーや発明家、驚いたことに、イギリス、アメリカ、そしてスイスの政府からお金を巻き上げるほど破天荒な人生を歩んできたジョン・デロリアンの人生の中で、最も激動だった時期にフィーチャーした初めての伝記的映画となっている。

 この度、車好き・映画好きの間で絶大な人気を誇り、熱狂的なファンを持つ伝説の車“デロリアン”に魅せられたデロリアンオーナーたちから応援コメントが到着。数々の映画イベントに出演する他、当時所有していた愛車のデロリアンと共にトークイベントを行うなど、“デロリアン”好きを公言する映画コメンテーターの有村昆、Twitterで所有していた“デロリアン”を売却したことが話題にもなったAV男優のしみけん、さらに、大ヒット漫画『シャーマンキング』シリーズを手掛け、現在でも『少年マガジンエッジ』で同シリーズを連載中の漫画家・武井宏之からは、コメントとあわせて、オリジナルの“デロリアン”イラストも届いた。

武井宏之(漫画家)

デロリアンは100%夢のクルマなので、仮に遅くても視界が地獄でもその他諸々アレでも、なんならポンコツぐらいで良いんです。

実用性なんかあったら夢じゃなくなるし、それがあえて乗り物だってんだからロマンなワケで。だから今回この映画を観るのはちょっとヤだったんですね。夢が夢で無くなってしまうのが。でも大丈夫。これは「デロリアンを売った男」の物語ではなく、あくまでその「ジョン・デロリアンを売った男」の物語。ストーリーは淡々としているけど、そいつのおかげで飽きることなく最後まで楽しめた。しかも、行きたくてももう行けない大好きなあおの時代へとたっぷりと連れてってくれる。本編でディスられてばかりのデロリアンも、タイムマシンとしてちゃんと夢の仕事をしたんだね。それから、ジョン・デロリアンは思った通り夢とロマンを追うだけの、たまたま不遇な?次は彼自身の熱いドラマも観たくなったよ!

しみけん(元・デロリアンオーナー AV男優)

驚いた!DMC-12はジョンそのものじゃないか。僕のDMC-12は故障"しか"しなかった。でも映画を見て納得。だってジョンなんだもん。目的地に着くわけがない。

有村昆(映画コメンテーター)

イーロン・マスクや堀江貴文など、現代も革命児は多いが、「BTTF」のデロリアンを生み出した男こそ本当の風雲児!喜劇なのに哀愁を感じるリー・ペイスの多重構造の演技にやられた!嗚呼、デロリアンを買い戻したい。

ストーリー

 1977年、南カリフォルニア。パイロットのジムは、麻薬密売の現場をFBIに押さえられ、罪を問われない代わりにFBIの情報提供者となる。彼は引っ越した家の隣に住むのがゼネラルモーターズでポンテアック・GTOの開発に携わったジョン・デロリアンだと知り驚く。美しい妻子とともに素晴らしい家に住み、夢のために自らの会社を立ち上げ、革新的な車“デロリアン”を開発しているジョンの完璧な人生に憧れるジム。しかしジョンの会社は新車開発で様々なトラブルが発生し、彼は資金繰りに窮していることを知ったジムは、友人となったジョンをFBIに麻薬密売の罪で売り渡す計画を立てるのだった……。

シャーマンキング
シャーマンキング