草なぎ剛(45)が11月27、28日に昭和女子大学人見記念講堂にて「草なぎ剛のはっぴょう会」を開催。28日の公演終了後に行われた囲み会見にて、今回のライブで成長を実感した瞬間について語った。

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 同ライブは、草なぎが書きためてきた楽曲の初の“はっぴょう会”。27日には奥田民生、和田唱TRICERATOPS)、11月28日には斉藤和義、田島貴男(ORIGINAL LOVE)がゲスト出演。草なぎとのセッションを披露した。

 ライブを終えた草なぎは「今までも音楽に触れてきて、コンサートもやってきたんですけど、自分の中では新しい音楽の世界に飛び込んだかなという感じです。気持ちいいです」と笑顔いっぱい。

 ギターを始めた7年前から「常に自分のそばにギターがある。ほぼ毎日触っている」というが、「いまだにFが押さえられない。悔しくて。今日はちょっと押さえられたんですけど、昨日は本当にFが押さえられなかった」とのこと。「それが今日の課題で、ちょっとずつ進歩している」と自身の成長を実感したようだ。「よく“Fの壁”というのがあって、みんなそこで挫折してやめてしまう。でも自分は『なんで俺はおさえれないんだ』とムカつくタイプ(笑)。怒りのパワーでロックしたいなと思っています!」と、粘り強さをのぞかせた。

 この二日間で、感じた成長はこの他にも。

「初日は、お客さんの手拍子につられて(リズムが)逆にわからなくなっちゃって。お客さんも気使って、『剛くん、手拍子するとギター下手になっちゃ!』みたいな。だけど今日はできた。徐々に本番を踏んでできるようになった」

 さらに、初日はできなかったというコール&レスポンスも二日目には成功。「昨日は誰もやってくれなくて、悲しい結末になっちゃった。歌の最後に『サンキュー!』って叫んだけど、何がサンキューだよっていう(笑)。サンキューこみで練習してたから、つい言ってしまった。ちょっと成長できました」と笑顔を見せた。

  今回のステージには、草なぎの私物であるヴィンテージのバイクやジャケット、Tシャツ、ギターなどがセットとして飾られていたが、その総額はなんと「2億円」とのこと。「買ったときの値段だとそのくらいです。僕の人生が詰まっている」とどれも思い入れのあるものだそう。搬入も自ら行ったそうで、「重くて疲れちゃう。でも他の人に任せたくないから自分も立ち会う。本当は冷蔵庫も置きたかったんですけど、それを置く余裕がなかった。そこは妥協しました(笑)」と裏話を語った。

 さらに「(ステージ上のものは)どれも本物のヴィンテージ。作り物がない。 唯一偽物があるとしたら、僕の歌とギターテクニック(笑)」と自虐。しかし、「俺もいつか本物のギター弾きになれるようになりたい。今日は本物の皆さんの音楽を間近で聞かせてもらった。いつかそれが僕の血となり肉となり、皆さんに届けられるように」と、ギターテクニック向上を誓った。

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テキスト:堤茜子

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