1985年から絶え間なくシリーズ出版が続き、累計発行部数は2,000万部を突破。宮沢りえデビュー作の実写映画の記憶が色褪せない名作をついにアニメ映画化!『ぼくらの七日間戦争』を原作としたアニメ映画『ぼくらの7日間戦争』は、12月13日(金)より全国公開。本作の公開を記念して『ぼくらの七日間戦争』(1988)の主題歌を担当したTM NETWORKの宇都宮隆(ボーカル)と木根尚登(ギター・キーボード)からコメントが到着した。
本作にも特別出演をしている宮沢りえが映画初主演を務めた『ぼくらの七日間戦争』の主題歌であり、今も色褪せることのない名曲として語られている「SEVEN DAYS WAR」。実はアニメ映画でもそのアレンジ版が本編の重要なシーンで使用されている。
本作の公開を直前に控え一足先に本編を鑑賞した宇都宮は「僕たちの『SEVEN DAYS WAR』も素敵なシーンで使っていただき大変光栄です。あれから30年と考えるととても長い月日が経ち、僕たちを取り巻く環境も大きく変わりましたが、青春を生きる子どもたちのエネルギーは今も昔も変わらないのかなと、この映画を見て感じました。青春時代を思い出させてくれる、とても素敵な映画でした。」と30年以上の時が経ってもなお作品のもつエネルギーに感銘を受けたことを語り、木根は「あれから30年、この多様性の時代に、自分の生きる場所を探している子どもたちに、是非この映画を観てもらいたいです。そして、その子どもたちに未来を託そうとしている大人たちにも。この作品には令和の時代をつくるヒントがあるから。」と本作が子どもから大人と幅広い層に届いて欲しいという希望を込めコメントした。
「ぼくら」シリーズ第1作の刊行から34年、初映像化から 31年、日本を代表する青春エンターテインメントの金字塔として 愛されてきた原作が、アニメーション映画としてどの様に、現代の子ども達に向けた作品として生まれ変わったのか。この冬是非、劇場でご覧頂きたい。
宇都宮隆コメント全文
30年前の原作を踏襲しつつも、現代の子供たちに合わせた描写や、新しいエッセンスも加わっており最後まで気持ち良く観させていただきました。
玉すだれさんの「青春時代は、人生の解放区」は原作映画の布石を感じるセリフでグッときました。
また、僕たちの「SEVEN DAYS WAR」も素敵なシーンで使っていただき大変光栄です。
あれから30年と考えるととても長い月日が経ち、僕たちを取り巻く環境も大きく変わりましたが、 青春を生きる子どもたちのエネルギーは今も昔も変わらないのかなと、この映画を見て感じました。
青春時代を思い出させてくれる、とても素敵な映画でした。
木根尚登コメント全文
昭和から平成を飛び越え令和に蘇った『ぼくらの“7”日間戦争』素敵でした。感動しました。泣きました。
今の半分くらいの年齢だったあの頃ぼくらTM NETWORKは日本とロンドンを行ったり来たりの忙しい毎日を送っていました。
テレビ番組で「SEVEN DAYS WAR」をロンドンから中継したり、ぼくのラジオ番組に宮沢りえさんが来てくれて、映画の挿入歌「GIRLFRIEND」が好きだと言ってくれたり――
あれから30年、この多様性の時代に、自分の生きる場所を探している子どもたちに、是非この映画を観てもらいたいです。
そして、その子どもたちに未来を託そうとしている大人たちにも。この作品には令和の時代をつくるヒントがあるから。
ストーリー
いつもひとりで本ばかり読んでいる、鈴原守。片思いの相手は、お隣に住む幼馴染の千代野綾。しかし綾は、一週間後に議員である父親の都合で東京へ引っ越すことを迫られていた。「せめて、17歳の誕生日は、この街で迎えたかったな」。やり場のない綾の本音を聞き、守は思い切って告げる。「逃げましょう……っ!」。
綾の親友・山咲香織をはじめ、明るく人気者の緒形壮馬、ノリのいい阿久津紗希、秀才の本庄博人までもがこの逃避行に加わり、駆け落ちを夢見ていた守は拍子抜けするが、特別な夏の始まりには違いなかった。もはや観光施設にも使われていない古い石炭工場を秘密基地に、ただ7日間、大人から隠れるだけのバースデー・キャンプ。それは、少年たちの精一杯の反抗。だがその夜、工場に潜んでいたタイ人の子供・マレットと出会ったことで、事態は想像もしなかった方向へ向かう。不法滞在で入国管理局に捕らわれかけていた所を間一髪助けると、はぐれた家族を探しているのだと、守たちに打ち明けた――。
2日目の朝、今度は武装した入国管理局の職員が、マレットを連れ去りにハンマーを振りかぶり工場へ突入してきた。
守は、仲間たちの協力のもと、敵の撃退作戦を決行する!