14日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(AbemaTV)が放送され、井戸田潤扮する「ハンバーグ師匠」の誕生秘話が明かされた。
井戸田は自身のYouTubeチャンネル「ハンバーグ師匠ミュージックライフ」を宣伝するために、ハンバーグ師匠として登場。お得意の「鉄板ジョーク」を披露したがスタジオの反応はイマイチで、竹山は「ハンバーグが冷め冷めになってるよね」とツッコミ。
竹山は「ハンバーグ師匠は長いですよね、笑金に出ているときから(やっている)」と、2007年まで放送されていたバラエティ番組『笑いの金メダル』(テレビ朝日系)で誕生したキャラクターだと指摘した。
すると、井戸田は15年前の“ハンバーグ師匠誕生秘話”があると切り出した。スピードワゴンとして漫才を披露していたが、あるとき「一発ギャグコレクションみたいなのをスピードワゴンでやりましょう」という提案を受けたとのこと。小沢一敬が司会を務め、井戸田が一発ギャグを披露するというネタをやったが、井戸田いわく「こんなにスベるか」と驚くほどウケなかったという。竹山も「そんな長いんだ」とその歴史に感心。
その際に井戸田は、過去に出演したライブのエンディングでムチャ振りをされたときにハンバーグネタをやってウケた記憶がよみがえったという。「これだ!」と思い、全力で「俺だよ俺、ハンバーグだよ!」と言い放ったところ、さらにスベってしまったのだとか。
心が折れて、ひざも震えながらひな壇に戻ったという井戸田だったが、出演していた芸人のたむらけんじには堂々とした姿に見えたそうで、「そのメンタルは師匠級、ハンバーグ師匠やな」とコメントをもらったとのことだ。
そのときは単なる“イジリ”として番組は終了したが、翌週の番組の制作会議に呼ばれると「来週もあの企画をやりますので、スピードワゴンは『ハンバーグ師匠』でお願いします」とリクエストされたという。
その場で考えたアドリブのネタだったこともあり「ハンバーグ師匠の実態がない」と困惑した井戸田だったが、相方の小沢一敬は「面白いですね。じゃあ今からハンバーグ師匠をそれこそコネましょう」と応じて、小沢と放送作家とディレクターの3人でハンバーグ師匠の設定などを作り上げたという。
「これが正式な(ハンバーグ師匠誕生の)流れ」と話す井戸田に、竹山が「無理やりじゃないけど、そんな流れで決まったキャラをえらい気に入って何十年もやってるね」とやや毒のある指摘をして、井戸田を苦笑いさせていた。