「すごくお役所仕事的な感じがする。奈良県だったら(奈良県のマスコットキャラである)せんとくんはいいのか、(バーチャル・シンガーの)初音ミクはいいのかという疑問も浮かぶ」
フリーアナウンサーの本村由紀子氏が、2020年東京五輪の聖火リレーで熊本県がPRキャラクターである「くまモン」の参加を大会組織委員会に打診したところ、「人ではないため、特例は認められない」という理由から却下されたことを受けて疑問を呈した。
そこで聖火リレーの応募要件を見ると、下記の3つがポイントとして挙げられている。
・2008年4月1日以前に生まれた方(保護者の同意があれば18歳未満でもOK)
・国籍・性別は問わない
・走行を希望する各都道府県にゆかりがある方
くまモンに関しては、以前、くまモンになる人を公募していた事実はあるが、現在は人でもなく、クマでもなく、年齢も秘密とはっきりしたことは明らかにされていない。ただ2010年に登場して以降、くまモンの経済効果は年々うなぎ上り。累計で6600億円を超える経済効果をもたらしたともいわれている。さらに熊本の魅力を伝える県の営業部長という肩書を持つ地方公務員のはずだが……。
今回の決定には、くまモンが「聖火リレー中に転ぶ危険性」も考慮されたとも伝えられている。この件についてお笑いタレントの千原ジュニアが「走ったら盛り上がりそうだ」という見解を示すと、モデルで女優の高橋ユウも「聖火ランナーの横を並走する形で盛り上げればいい」とコメントした。
ちなみに今回の聖火リレー参加に関する倍率は熊本県で60~70倍、東京都で102倍になるなどかなりの狭き門。2020年3月12日にギリシャを出発した聖火リレーは同月20日に宮城県の航空自衛隊松島基地に到着。岩手県や福島県などでの「復興の火」展示を終えた26日に福島県にあるJヴィレッジグランドをスタートし、熊本県には5月6日~7日、東京都には7月10日に到着。同じく24日に聖火台に点火されるスケジュールが予定されている。(AbemaTV『Abema的ニュースショー』)
【映像】くまモン、累計で6600億円を超える経済効果も…
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