12月18日に放送されたAbemaTVのバラエティ「チャンスの時間」で、若手お笑いコンビがコントを披露中にネタを忘れてしまい、途中でネタ見せが終了してしまうという珍しい一幕があった。
同番組の人気企画「オープニング長回し選手権」に、ゾフィー、ザ・マミィ、空気階段、ななまがりの4組の若手お笑いコンビが出演した。企画自体は、ロケの進行などしたことがない4組がそれぞれ、初めてのロケのオープニングトークで「OK」が出るまで苦戦し続けるというもの。そのVTRに行く前に、スタジオに登場した3組が、自己紹介がてらネタを披露することになった。
まずはゾフィーの2人がショートコントを見せると、番組MCの千鳥らも大喜び。大悟が「素晴らしい」と評価すれば、ノブも「さすが。（コント中の決めゼリフを）すぐパクッて使おう」と絶賛する。しかし、続くザ・マミィの順番になった際に事件は起こった。コント冒頭から酒井尚がセリフを噛んで怪しい流れになると、そのせいで頭が真っ白になってしまったのか、直後のセリフで「林田さんは…」と言ったきり言葉が出てこない。相手の林田も酒井のセリフを待つのみで止まったままとなってしまい、しばらく沈黙が続いた後でノブがたまらず「むちゃくちゃ飛んでるやん！ちょっと待て、ちょっと待て」と割って入った。
完全にネタを飛ばしてしまった酒井をノブは「どうしたん？ なんかあったか？ オヤジが死にそうとか？ 帰っていいよ、それやったら」とイジるが、酒井は泣きそうになりながら「いや違います、もうやだ、やらせてください」と懇願するばかり。大悟も「もう無理やって」と諭すが、酒井は「すいません、すいません」と謝りながらチャンスを乞う。最終的に大悟が、今のままでもおいしいと思ったのか、あるいはこれ以上傷口を広げないようにという配慮からか「どっちでもいいけど、ワシはもう今ので終わってた方がいいとは思うけどな」と言うと、酒井は一瞬の逡巡ののち「終わらせてください」と答えコントは終了。スタジオは笑いに包まれた。
はっきり「できる気がしないです」と言う酒井に、ノブは「なんなん？あいつ」と容赦なくツッコみ、「意外と見たことないよな、あんな（ネタ）飛んでやらないの」とあきれ顔。大悟も「コントって飛んだらあんなことなるんだ」と笑っていた。
（AbemaTV／チャンスの時間より）
▶動画：“ほぼ”放送事故、芸人がネタを飛ばした瞬間（7分20秒ごろ～）
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