今月18日、一人の女性の勇気ある行動を海外メディアが「Me Too裁判で勝訴」のハッシュタグで報じた。
ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者の山口敬之氏から性的暴行を受けたとして損害賠償を求めた民事訴訟で、東京地裁は330万円の支払いを命じる判決を言い渡した。山口氏は控訴することを表明したが、判決の翌日に開いた山口氏の会見では、伊藤さんもジャーナリストとして記者席に陣取り、山口氏を取材する異例の事態となった。
この出来事について、22日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』に出演した2015年ミス・ユニバース日本代表で1児の母でもある宮本エリアナさんが、女性ならではの視点で持論を展開。被害相談を行った伊藤さんに対する警察の対応に「屈辱でしかない」と苦言を呈した。
同じ女性として意見を求められた宮本さんは、伊藤さんのある発言を受け「勇気ある行動だと思ったが、一つ気になったことがある。事件後、(伊藤さんが)警察に相談に行かれた。その時に男性警察官3人の前で『どういうことが起こったのかを人形を使いながら教えてください』と求められたことが嫌だったと話されているが、せめて女性警察官に話すなどしないと、嫌なことを味わったのに、またそのことを男性の前で話すということは屈辱でしかない」と訴えた。
宮本さんの意見に対して元埼玉県警の刑事である佐々木成三氏は「もし自分が刑事なら、そういった再現は鑑識も含めてすべて女性刑事にします。ただ警察もセカンドレイプに対する意識はしているので、この対応は間違っている」と宮本さんの主張に賛同する意見を述べた。
▶映像/「屈辱的でしかない」女性タレントが不快感
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