21日、AbemaTV(アベマTV)で『大学キングダム』#6が放送。全6回に渡って繰り広げられた、全国の大学の頂点を目指す戦いがついに決着の時を迎え、最後には各大学のリーダーが戦いの舞台へ。観客、そしてMCのEXIT・兼近大樹、りんたろー。の心を動かす、熱い戦いを展開した。
この番組は、「勝てば英雄、負ければ土下座」のキャッチコピーのもと、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、日本大学の5大学が激突。知力・体力・人脈を駆使し、毎回、あるお題に挑戦。リーダーが大学内から戦士を召集し、全6回の戦いで大学日本一を決める。
母校への愛をひたすら拳を突き上げて表現する#1「腕上げキングダム」は“頭脳”を駆使して東大が攻略。#2の「ダンスキングダム」は、世界的ダンスチームのメンバーを中心に息の合ったダンスを披露した日大が優勝した。#3「タピオカキングダム」は、“ポストもえあず”の称号にふさわしい東大の大食いアイドルが圧巻の食欲でぶっちぎり、東大が2度目の勝利。恋人を肩車した状態でスクワットしつづける#4「カップルスクワット」、会場の観客の前でいかに涙を早く流せるかを競った#5「涙キングダム」は、慶應が立て続けに勝利している。
#5までを終えて、総合ポイントでトップに立っているのは慶應。慶應は5回の戦いの中で、3位以下に落ちたことがない抜群の安定感を見せている。総合2位には東大と日大が並び、4位に早稲田、5位に上智という展開だ。
今回の#6最終決戦は「空気椅子リレー」。男女各1人とリーダーの計3人がリレー形式で空気椅子耐久に挑み、もっとも長い間、空気椅子でいられた大学が勝者となる。
持久力が問われる#6は、各大学を代表して、筋肉自慢の学生たちがズラリ。しかし、開始2分21秒、東大の第一走者が真っ先に崩れてしまい、早くも2人目にたすきがわたることに。続いて、慶應も2番走者にバトンタッチ。上位大学が相次いでピンチに見舞われた。
慶應は6分28秒、早くもアンカーのリーダー・堀池秀の出番が来てしまう。7分19秒、東大もリーダー・二宮陽二郎に交代し、日大は9分9秒で副リーダーの稲毛太一にバトンがわたった。続いて、上智リーダー・茂木響平、早稲田リーダー・大野遼太が壇上へ。観客たちは席を飛び出し、5大学のリーダーに駆け寄ってエールを間近で送り始めた。実況席にいる兼近も「お前ら、最後だぞ!」と絶叫して思わず本気の闘魂注入。会場の空気が一つになった。
勝負が動いたのは17分31秒。上智・茂木は奮闘を見せたが、ついに耐えきれず今回も最下位という結果に。リレー2番手までは最も快調ペースだった早稲田も、大野のぽっちゃりボディが災いしたのか、18分35秒で姿を消した。次いで、19分11秒、慶應・堀池が撃沈。堀池は普段「汗は流さない」という“おぼっちゃま”だが、個人タイム12分51秒という驚異の粘りで、5位から3位まで順位を上げ意地を見せた。
こうして東大と日大の一騎打ちとなったところで、19分55秒、東大・二宮が後ろに崩れ落ち、日大の最終戦勝利が決定。一見、地味な空気椅子リレーだが、苦悶の表情を浮かべるリーダーたちの額には汗がにじみ、会場の熱気は最高潮。兼近は「とんでもないものを見せられた」と勝負を振り返った。
#6は1位日大、2位東大、3位慶應、4位早稲田、5位上智という結果になり、総合優勝は慶應に決定。慶應には賞金100万円が贈られた。
ここまで他大を見下すような態度を取ってきた慶應リーダー・堀池だが、プレッシャーから解放されると心からの笑顔を見せて、「有言実行を果たしたまで……というのはウソで、めっちゃ不安だったんですよ!」と本音をポロリ。「煽ってきたけど、みなさん、すごい人ばっかり」とライバルたちを称え、「東大には最後、負けてしまいました。悔しい。早稲田もね、面白さでは大負けです。日大は強かったです。ダンスで負けたのが悔しかった。上智は、(#4の『涙キングダムで』)茂木くんが(リーダー自ら)挑戦したのがすごかったです。土俵に立つことが(自分には)無理です。尊敬しています」とコメント。最後の最後で謙虚な姿勢を見せ、6回にわたって繰り広げられてきた激戦を爽やかに締めくくっていた。