12月23日深夜、AbemaT Vにてスピードワゴンの井戸田潤、小沢一敬がMCを務める『スピードワゴンの月曜The NIGHT』#180が放送。『M-1グランプリ2019』ファイナリストのニューヨーク・嶋佐和也と屋敷裕政が、決勝のネタで披露した曲が「浜崎あゆみの曲に似ている」と指摘を受けていることを明かし、誤解を説明した。
ニューヨークは「ラブソング」をテーマにしたネタで出場。「歌が降りてきた」「絶対売れる」と言うボケ役の嶋佐が「♪ラブソングを君に贈るよ マジで切ない恋の歌」と歌い上げ、親友の彼女を奪ったり、すぐ別れて違う女性と付き合ったり、突然母親が「帰ってきなさい」と呼びかけたりするムチャクチャな歌詞に、屋敷が随時ツッコミを入れていくスタイルだった。
歌ネタで行くと決めた時、屋敷は「結局、師匠とかに気に入られる骨太な漫才の方が点数上がるのでは」と不安がよぎったそう。嶋佐も悩みつつ、「準決をあのネタで初めて行かせてもらって、決勝、あれで行こうかと」と葛藤を乗り越えたと語った。
ニューヨークは決勝10組中10位だったが、小沢は「シンプルにネタもいいし、歌も気持ちいい」と太鼓判。しかし、ゲストのハライチ・岩井勇気は、メロディーを「なんかの曲に似てるよな?」と指摘し、歌詞についても「湘南乃風?」「訴えられるよ」と心配した。
嶋佐は「あゆの『BLUE BIRD』っていう曲にめっちゃ似てるっていわれる」と、同様の指摘を受けていることを明かしつつ、「盗作はしてない。たまたま似てただけ」とパクリをキッパリ否定。小沢が「ギリギリのアレでしょ」「J-POPいじり」とフォローすると、屋敷は「そうですね、いろんな人の詰め合わせ」と語り、ネタをまとめ上げていくうちに、誰もが聴き馴染みのある王道J-POP風になったと明かした。
「どこかで聴いたことがある」と思わせる絶妙なメロディーと歌詞ゆえに、たびたび盗作と誤解されるそうだが、それは“J-POPあるある”を上手くまとめ上げたクオリティの高さの証明と言えるのかもしれない。