初対面の男女が結婚式を挙げ、婚姻届を書いてそのまま30日の新婚(同棲)生活に突入。30日後、2人は婚姻届けを出して本当の夫婦になるのか、それとも別れを選択するのか…。“初対面夫婦”のリアルな新婚生活に密着する、結婚リアリティーショー『いきなりマリッジ3』が、AbemaTVにて放送中だ。
本番組の第7話、第8話、第9話のスペシャルゲストとして出演するのは水嶋ヒロ。私生活では2009年に結婚し、現在は娘2人の育児に励む父親でもある。今回AbemaTIMESでは、そんな水嶋にインタビューを実施。番組の魅力や結婚観を聞いた。
リアリティーショーは好き 番組収録を終え「面白かったです」
『いきなりマリッジ3』より
番組の感想を尋ねてみると、開口一番「面白かったですね」と答えが返ってきた。出会ってすぐに新婚生活を開始するという本番組の内容については「すごく無謀なのが良いですよね。どうなるのかなって思いながら見ていました」と、好奇心をくすぐられた様子。
ちなみに普段からリアリティーショーはよく見る方だという。「恋愛系に限らず、リアリティーショーは全般好きなんですよ。コンテンツを企画する仕事もしていたりするので、勉強の一環として見ていたりもします」
結婚相手に求める条件は「尊敬と信頼、感謝をしあえる人」
現在番組では、元『あいのり』出演者のジュンペイ(内装業・ダンサー/39歳)と、ヒナ(モデル/24歳)の年の差夫婦の新婚生活に密着中。初めは互いに好印象を抱き、順調なスタートを切った2人だが、30日間の新婚生活も後半に差し掛かり、相手の様々な面が見えてきている。限られた時間の中で互いを知り、時にぶつかり合いながらも、答えを模索するジュンペイとヒナ。
『いきなりマリッジ3』より
もし水嶋が同じ状況に置かれたら、女性のどのような点に注目するのだろうか。「まずはその人が尊敬できるかどうか。特化して何かができるとか、そういうことではなくて、人として敬えるのか、ということは興味を抱くキッカケにもなりますね」
水嶋はそう語りつつ、「あとは体裁的なところで言うと…」と切り出し、「清潔感がある人がいいです。ずっと一緒にいるって思った時に、性格のちょっとしたズレとか、今までのクセとかそういうのは話し合えるから全然いいんですけど、なんでもやりっぱなしで汚くしたり片づけられなかったりと、共同生活をする上で最低限やるべきことまで疎かにして平気な人だと、二人での生活はもちろん、子供ができた時の生活はイメージしにくい。あとは、話し方や人との接し方に品や誠実さを感じられる人だと、すごく惹かれる。清潔感って見た目だけじゃなくて、にじみ出るものがある。言葉遣いとかは顕著に出る一つかなと」と、結婚する上で譲れないポイントも教えてくれた。
他人同士が一緒に生活する、結婚の難しさ
自身の結婚生活においては、難しさを感じたことはないという水嶋。「僕の場合は幸い妻がすごく優しくて、僕のダメな部分を受け入れてくれてるので、救われてます」と話す一方で「組み合わせによっては、難しいことって色々あると思います」と、結婚生活の難しさを口にした。
「結婚って平たく言えば、赤の他人同士が四六時中一緒にいて、相手の色々な面が見えてくることへの順応ですよね。そのプロセスの一部がすごく伝わってくる番組だと思うんです。結婚を目指していくとなると、相手の嫌な部分をどう消化するかについても考えるじゃないですか。しかも自分が選んだわけじゃなく、いきなり引き合わせられたっていうところも含めて、結婚までの階段を30日で歩んでいくというのは、初めから自分達のダメな部分を全開で晒しながらお互いを理解し合えない限り、なかなか難しいですよね」
難題にチャレンジする『いきなりマリッジ』の魅力
『いきなりマリッジ3』より
やはり現実問題として、30日での結婚は難しい。だがそれ故に、本番組は「面白い」という。
「30日で結婚まで持っていくって、なかなか難しいことだと思うんですけど、そこに対して本気でチャレンジしている姿を見るのは、なかなかないことなので。でも30日で本当に成立したら、『チャンスっていっぱいある』と思える気もするし、運命の人に出会えるかどうかというところも含めて、他にないリアリティーショーで面白いと思いますね」
『いきなりマリッジ3』は毎週土曜22時よりAbemaTVにて放送中。
取材・インタビュー:水野梨香
撮影:Mayuko Yamaguchi