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 映画『風の電話』完成披露舞台あいさつが26日都内で行われ、主演のモトーラ世理奈(21)、俳優の西田敏行(72)、三浦友和(67)、西島秀俊(48)が出席した。

 岩手県大槌町に置かれた実在する「風の電話」をモチーフに、震災で家族を失い、広島に移り住んだモトーラ演じるハルが、故郷の岩手にたどりつくまでの道のりと亡くなった両親にむけての愛情を描いている。モトーラは今作での演技について、「ハルとして演じる中で、ハルがいる場所とか、今誰といるかとか、いろんなものを感じながら演じることができました」とコメントした。

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 西島はモトーラについて、「自分が今感じてること、自分が信じられることを言葉にする方なので、本当に稀有な天才的な女優だと思います」と絶賛。西田も、「50年近いキャリアで芝居やってきましたけど、若い女優さんでこんなに遠望している、しかも真実をじっと見つめられる目力の強い表現者に出会ったのは初めてなんで、目と目が合うとすっかりと見透かされそうな恐怖と喜びが舞い上がるような、そんな不思議な体験をしました。人生3周回ってるくらいのいろんなキャリアを感じるんですよね。すごい表現者が出てきたぞって思ったし、これから世里奈ちゃんがどういう風に大きくなっていくのか、もっともっとこの人のいろんな作品を見てみたくなりました」と太鼓判。三浦は、「(モトーラは)語らないんです。何も言わないんだけれどもやりとりができるっていう凄さを持った女優さんです。その凄さを皆さんもこの映画の中で感じていただきたい。中盤から後半にかけては一観客としてすごく素直に見られて感動したので、いいですよ」と、共演者からはモトーラを称賛する声があがった。

(AbemaTV/『AbemaNews』より)

▶︎動画:西島秀俊ら共演者が絶賛 モトーラ世理奈主演映画の舞台挨拶(7分00秒頃~)

映画『風の電話』完成披露舞台あいさつの様子
映画『風の電話』完成披露舞台あいさつの様子
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