アイドルグループ、=LOVE(イコールラブ)のアニメ好きメンバー・野口衣織。自作のアニメノートに、各期に放送されたアニメ情報をびっしりと書き込むほど、作品研究に余念がない。多忙な芸能生活の中でも、様々な作品を見る中、癒やし系として大好きだったのが「世話やきキツネの仙狐さん」だった。「マイナスイオンっていうか、癒やし効果がめっちゃ出てますよね」とほほ笑みながら、魅力について語った。
―「世話やきキツネの仙狐さん」は野口さんにとってどんな作品になりましたか。
野口 すごい癒やしですよね。ちょうどその時に「盾の勇者の成り上がり」や「鬼滅の刃」といった、ちょっと重たいものと一緒に見ていたので、とても心を癒やしてくれるアニメでした。
―深夜、仙狐さんに癒やされる人が続出しました。
野口 最後の方、ちょっと切なくなるじゃないですか。最初の方は、いい家政婦さんみたいな狐が来て、ほんわかほんわかしてたのに、急に切ない話が来て「えっ!?」ってなりました。でも最後は、ちゃんとほんわかな雰囲気が戻って「これでこそ仙狐さん」という感じでよかったです。
―特徴をあげるとすると、どんな点ですか。
野口 いい意味で、あんまり感情移入しないで見られるというか、自分の心が穏やかなまま見られるアニメでした。素直にいろんな情報が耳に入ってきました。あと、仙狐さんが普通は「うん」と言うところを、「うやん」って言うじゃないですか。あれが大好きで!年齢はめちゃめちゃ高い(800歳超)のに、見た目はロリだし、耳生えてるし。マイナスイオンっていうか、癒やし効果がめちゃめちゃ出てるところに、さらに「うやん」って言ってるし!「この子はわざとやってる!?」とすら思いましたよね。それが戦略的な犯行だったら天才だし、天然でも天才だなと思いました(笑)
―仙狐さんが毎回作る料理もファンの心に刺さりました。
野口 私はグラタン作っているシーンが印象的でした。主人公が食べたいと言ったんですけど、仙狐さんはグラタン作れないから、隣の漫画家さんに聞きに行って。それがまた、普通のグラタンじゃないところがいいんですよ。グラタンに普通、油揚げ入れないじゃないですか(笑)そこが仙狐さんらしいというか、仙狐さんの味になっているのがよかったです。
―最後に、仙狐さんに家に来てほしいですか。
野口 私もグラタン作ってくれる人、欲しいなって思いました。闇をまとえば仙狐さんが来てくれるなら、まといます(笑)
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