1月9日、東京・乃木神社にて乃木坂46の新成人メンバーによる成人式が行われた。本殿お参り後に実施された囲み取材で先日発表された白石麻衣の卒業に関して話が及ぶと、大園桃子、向井葉月の目から涙が溢れた。
成人式には大園、向井のほか、山下美月、渡辺みり愛が参加。質疑応答の中で報道陣から「白石さんが卒業することについて後輩としてどうですか? 大園さんは“仲良い”と聞きますけど」と問われ、大園は「寂しいです…」と一言発してから涙を零し、何度も目元を拭った。
卒業発表を受け山下は「寂しい気持ちもありますけど、乃木坂46というアイドルグループはいつか“卒業”という時期が来てしまうものだから、白石さんの背中をちゃんとみんなで見て、いろんなことを吸収して、残りの時間も大切に過ごしたいなという思いでいっぱいです」と心の内を明かした。
およそ7年間、同じメンバーとして共に活動してきた2期生の渡辺は「たくさんのものを先陣を切って残してきてくれた方なので、それを私たちが上手く引き継いでいけるかは、正直不安なところです。けど、7年間、白石さんの背中を見てきた分、後輩たちにも教えてあげられることはあるのかなと思うので…。そこはまだちょっと白石さんにも頼りつつ、上手く受け継いでいけるように頑張りたいなと思います」と意気込みを語った。
続いてグループ加入前から乃木坂46のファンだった向井が「残りの期間で“素敵な後輩に出会ったな”って思ってもらえるようにもっといっぱいお話しして、いっぱい一緒にパフォーマンスできたらいいなと思います」と思いを打ち明けると、改めて大園にマイクが向けられ、「3期生として加入して、心配しかかけてないので…。白石さんが卒業される時には少しでも強くなったなと思ってもらえるように頑張りたいです」と言葉を振り絞った。
また渡辺は白石の人柄について言及。「白石さんって“よく喋るメンバー”とか関係なく、誰かが落ち込んでいる姿を見たら『どうしたの?』と気さくに寄り添ってきてくれるんです。人見知りの子が近寄っていけるのは、白石さんが本当に優しいからだと思う。そういうのは2期生に足りない部分なのかなと思うので、これからは後輩が困っている姿を見たら助けてあげる…そういう姿勢が、白石さんに良いモノを見せていくことだと思う」と明かしていた。
この後、向井は去年11月に行われた「乃木坂46 3・4期生ライブ」で自身が参加したユニット曲「でこぴん」の映像を白石に送ったというエピソードを展開。ここでは、こみ上げる思いを抑えることができず途中で大粒の涙を流しながらも、「白石さんは“これからもやってほしい”と言ってくれました。これからももし卒業生の代わりとかで代打でパフォーマンスに入ることがあったら精一杯頑張ろうと思います」と声を振り絞った。
なお、白石は3月25日に発売される25枚目のシングルの活動をもって卒業することを発表している。1月7日に更新したブログでは「卒業ライブも出来たらいいなと思ってるので残りの時間も笑顔で楽しく過ごせたらなと思っております」と意向を示している。