11日(日)、AbemaTVにて、極楽とんぼの加藤浩次と山本圭壱が司会を務める『極楽とんぼのタイムリミット』#9が放送。2月21日(金)に映画『Red』の公開を控える映画監督・三島有紀子氏が加藤と対談し、映画とテレビの違いを語り合った。
同番組では昨年9月、「映画予告編バトル」という企画を放送。「視聴者が観たいと思う映画の予告編を作る」というチャレンジバトルで、アベマサイト投票数、動画再生数、Twitterリツイート数の合計で加藤が優勝し、今回、『たれ』という作品で監督デビューが決まった。
それを受けて加藤は、三島氏に脚本や映画の撮り方を相談。テレビのドキュメンタリー作品も手掛ける三島氏は、テレビと映画の違いを「画面の大きさ、環境、音の厚み」のほか、「スタッフが違う。映画には音一つとっても、録音部というスタッフがいて、お芝居の強弱に合わせて調整しています」と説明した。録音部は、収録現場で芝居と一体化しながら、怒鳴り声は小さく、息づかいは大きく……など、録音する音の大きさを調整しているそう。バラエティー番組では録音部というスタッフがいないだけに、加藤は「バラエティーには無いね!」「音が変わってくるのか」と感嘆した。
三島氏はさらに、映画監督の仕事を「映像をどう切り取っていくか」と説明。三島氏は映画を撮る時、物事を全部映像に変換していくのが仕事と語り、「しゃべっている様を見せないとか、手の動きだけを映すとか」「最初は足元だけ映して、徐々に上半身へ……」など、人柄の表現だけでも多彩な手法があると明かした。撮り方を工夫することで観客の視線をどこに誘うか、そのコントロールも狙っていると聞き、加藤は「誘う!?」「そこは、俺たちバラエティーには一切ないところだね。(バラエティーでは)しゃべっている人間に(単純に)カメラを向けるもんね」と、テレビ番組との勝手の違いにも愕然。バラエティーとの勝手の違いを改めて実感した様子で、映画の初監督という仕事に向けて身を引き締めていた。




