11日(日)、AbemaTVにて、極楽とんぼの加藤浩次と山本圭壱が司会を務める『極楽とんぼのタイムリミット』#9が放送。2月21日(金)に映画『Red』の公開を控える映画監督・三島有紀子氏が加藤と対談し、濡れ場の撮り方へのこだわり、『Red』の濡れ場で俳優・妻夫木聡をどのように撮っていたのか裏話を明かした。
公開前に『Red』を観た加藤は、「日本の映画じゃない感じがしました」「ずーっと引っ張られる感じ。一言で言うと問題作だなって思いました」と感想。「人によってハッピーエンドだったり、バッドエンドに感じたりする。いろんな人がいろんな想いになる映画」と言う加藤に、三島氏は「まさにそれを狙ってた」と嬉しそうな表情を見せた。
加藤は『Red』の主演・夏帆の演技、そして妻夫木との濡れ場に注目。加藤が「本当にキレイでした」「そこまで露出も多いわけじゃないんだけど、全部伝わってくる」と語ると、三島氏も「想像力をどう駆り立てるかなので、実際は色々やっています」と、実はカメラが撮っていない部分でも、手が下腹部に当てられていたり、妻夫木が腕を夏帆の腰に回して腰の角度を変えるなど、すべて事前の段取りに沿って撮っていたことを明かした。実は25分ほどカメラを回しっぱなしで撮っていたと言い、加藤は「ヤッバ!」「そこがリアル」と絶賛した。
肉薄した映像を撮るため、カメラマンがもはや妻夫木の体に当たって撮影していたことも発覚。加藤は、「変な話、夏帆ちゃんと妻夫木くんの濡れ場に、カメラマンが参加している感じ?」「全裸監督入ってるような感じじゃないですか!」と爆笑した。
『Red』の現場では、録音部との話し合いで、「相手への愛の表現は喘ぎ声ではなく吐息」という結論になったそう。そのため、アフレコで後から声を足すのではなく、現場で音もすべて撮り、観客があたかもそこで自分が見てるかのような感覚になることを意図したとのこと。加藤は「確かに、最近のエッチなビデオには、男の声が入ってない」と納得。リアルな濡れ場を描く上で、声と音がいかに大切なのかを実感していた。



