2011年8月に芸能界から引退した元タレントの島田紳助さん(63)が13日、親交がある歌手でタレントのmisono(35)のYouTubeチャンネルに登場した。
芸能界引退後、初の映像出演となった紳助さん。現役時代、司会を務めていたフジテレビ系のバラエティ番組『クイズ!ヘキサゴンII』で共演していたmisono、タレントの山田親太朗(33)と共に当時を振り返り、「もう9年前のヘキサゴンの話をしながら、里田まいは幸せになったなとか、上地は無難に同級生と結婚してやっぱりまじめだなとか、そういう話を延々して何回も涙ぐんでね。上地が酔うといつも、紳助さんがいたから俺があるんですよって。違うと、俺はお前らに感謝しかないねんと、ほんまに感謝。俺の夢をみんなが叶えてくれた。1万人のライブやったときも朝のリハーサルで涙が止まらへんくて。みんながなんで泣いてるんですか?って言うから、いや俺歌が好きやったけど下手で歌えへんかったし音楽的センスもないと。もう50歳でやめようと決めていたから、音楽だけできなかった。それを俺の代わりに敵討ちしてくれて、もう泣けてきてねほんまに、めっちゃ感動した。ほんまにみんなに感謝。芸能生活の中で一番幸せな番組でしたわ」としみじみ語った。
また、芸能界引退後の生活については、「俺は芸能界やめて下痢も止まったしな。ストレス無くなった、今が一番いい。今何しているんですかって言われたら筋トレして、ゴルフばっかりして、魚釣りして、思ったところに好きに行って」と、悠悠自適に楽しんでいることを明かした。
紳助さんは、自身の現役時代と比較して「今の芸能界は大変ですよね、物を言いたいね。バラエティで規制が厳しくなって、これ言ったらあかんあれ言ったらあかんと。芸能人が浮気をしたらあかんとか不倫をしたらあかんとか女いったらやいやい言われて。芸能人になりたくなくなるで。芸能人なるやつって痛いやつやねん。夏の虫みたいなもんや、明るいとこに飛んでいくだけやんか。モテたい、お金持ちになりたい、目立ちたいっていうめっちゃ程度の低い話やんか。それやったらあかんってきついよな」と、規制が厳しくなった現在の芸能界について自論を述べた。
今回の動画は大きな反響を呼び、misonoのYouTubeチャンネル登録者数は紳助さんの出演を告知する前の約5万人から約9万人に激増。動画の再生回数は午前11時時点で250万回を超えている。
misonoのブログによると、紳助さんは芸能界復帰やYouTuberとして活動する意向はないという。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)