対戦型オンラインTCG「Shadowverse(シャドウバース)」のプロリーグ、「RAGE Shadowverse Pro League 19-20 2nd」のセミファイナルが1月19日に行われ、レギュラーシーズンを2位で通過したAXIZが勝ち抜け、同1位の横浜F・マリノスが待つファイナル進出を決めた。結果は以下のとおり。
【試合結果】
シーズンセミファイナル 第1ラウンド
G×G 5-3 レバンガ☆SAPPORO ※G×Gにアドバンテージ1勝
第1試合 2Pick ○フォレスト(ロイヤル) vs 真春(ネメシス)●
第2試合 ローテーション ●ちゃみ(エルフ) vs さわさき(ドラゴン)○
第3試合 ローテーション ●リグゼ(ドラゴン) vs きょうま(ウィッチ)○
第4試合 ローテーション ○Riowh(ウィッチ) vs Tatsuno(ロイヤル)●
第5試合 2Pick ○フォレスト(ネメシス) vs 真春(ネクロマンサー)●
第6試合 ローテーション ●Riowh(ウィッチ) vs さわさき(ドラゴン)○
第7試合 ローテーション ○ちゃみ(エルフ) vs きょうま(ウィッチ)●
「G×G」が4勝3敗(アドバンテージ込み)で王手をかけた第7試合。「G×G」は、ちゃみがコントロールエルフ。「レバンガ☆SAPPORO」は、きょうまが式神ウィッチという選択となった。
きょうまは、《マナリアの偉大なる研究》で手札の《真実の狂信者》を増やし、終盤に一気に勝負を決めるべく準備を整える序盤戦。
続く中盤戦は、待ちの姿勢で静かにターンを返すちゃみに対して、きょうまは《知恵の光》でドローを進めつつ、《小さな優等生・キョウカ》でのスペルブーストと調子の良い展開となった。
ゲームが大きく動いたのは、5ターン目。きょうまの手札から2体の《真実の狂信者》がコスト0で走り、ちゃみの体力を13へと追い込みプレッシャーをかける。ちゃみはこの戦線を《アリアの旋風》で一掃するも、きょうまは予想通りとばかりに静かに頷く。
そして、きょうまは満を持しての6ターン目《陰陽の開祖・クオン》!圧倒的な展開に勝負ありかと思われたが、ちゃみがここで解決策となる2枚目の《アリアの旋風》をトップデッキ!一気に盤面を処理することに成功する。この想定外の返しには、これまでポーカーフェイスを保ってきたきょうまの顔も歪む。
これで、ゲームの流れは一気にちゃみのものに。場を完全にコントロールされ、体力も《導きの巫女・コッコロ》で回復。一度は追い詰めたはずのちゃみの背中が遠くなっていく。何とかきょうまが繰り出した最後の反撃も、ちゃみの《純真なる弓使い・リノ》が一掃して勝負あり。ちゃみは危なげなくそのまま勝ち切り、「G×G」にセミファイナル第2ラウンド進出を決める勝利をもたらした!
シーズンセミファイナル 第2ラウンド
AXIZ 5-0 G×G ※AXIZにアドバンテージ1勝
第1試合 2Pick ○Rob(ロイヤル) vs フォレスト(ネメシス)●
第2試合 ローテーション ○Chino(ウィッチ) vs リグゼ(ロイヤル)●
第3試合 ローテーション ○Gemo(エルフ) vs Riowh(ウィッチ)●
第4試合 ローテーション ○Rumoi(ドラゴン) vs ちゃみ(エルフ)●
「AXIZ」が3勝0敗(アドバンテージ込み)で迎えた第3試合。「AXIZ」はGemoのコントロールエルフ、「G×G」はRiowhの式神ウィッチでのマッチアップとなった。
Gemoの初手は《豪風のリノセウス》2枚と《荒野の休息》。難解な手札の引き直し判断にGemoは不敵な笑みを浮かべつつ、制限時間いっぱいのところで《荒野の休息》のみを引き直すことを判断した。
初手の引き直しで手札に来たのは《機械樹の番人》。コントロールデッキでありながら、手札に2枚ある《豪風のリノセウス》とのコンビネーションで早期に試合決着を図るゲームプランが現実味を帯びてくる。
すると、1ターン目は《豪風のリノセウス》、2ターン目に《機械樹の番人》と展開したところで、Gemoは3ターン目のドローで3枚目となる《豪風のリノセウス》をトップデッキ!
Gemoは2ターン目のドローで《自然の導き》を引いており、これで6~7ターン目にフィニッシュの算段がつくような手札が整った。
しかし、今期トップの選手成績を残しているGemoには、更に早い勝ち筋が見えていた。
なんと3ターン目に3枚の《豪風のリノセウス》を続けてプレイ!対戦相手が《機械樹の番人》の守護に対応しつつ3枚の《豪風のリノセウス》に対応しきるのは無理であろうことを読み切り、一気にRiowhの体力を追い込むべく踏み込んだのだ。
Gemoのプラン通り、《豪風のリノセウス》達がRiowhの体力を一瞬にして6にまで追い込み、あとは攻撃力6の《豪風のリノセウス》による攻撃1回で勝負に勝てるという状況となる。凄まじい切れ味を誇るGemoの猛攻に、Riowhは顔を横に振ることしかできない。
コントロールエルフでありながらの、6ターン目での瞬殺劇。レアな勝ち筋を見逃さず、素晴らしい踏み込みをみせたGemoが鮮やかな勝利を飾った。そして、Gemoのこの勝利によって「AXIZ」が4勝0敗とリードを広げた。
◆RAGE Shadowverse PRO LEAGUE 5月から2月の期間で開催され、レギュラーシーズン2回、各レギュラーシーズンの上位チームで行われるシーズンファイナルに分かれる。リーグチャンピオンシップが各シーズンの優勝チームによって行われ、年間チャンピオンを決定する。RAGE Shadowverse Pro Leagueセカンドシーズンでは、1位に400万円、2位に200万円、3位に100万円と、総額700万円のインセンティブが授与される。
(AbemaTV/RAGE ShadowverseProLeague19-20 2ndシーズンより)