エジプトで、生後間もない赤ちゃんに“厳しい訓練”を行う水泳教室が話題となっている。
プールに器用にぷかぷかと浮いているのは、生後3カ月のモアズ君。すると、コーチがモアズ君を持ち上げて頭からプールの中に放り投げる、という驚きの行動に。ひやっとしたものの、モアズ君は無事に浮かんできて、そのまま足をバタバタ動かし器用に泳ぎ続ける。
実は、ここは赤ちゃん向けの水泳教室。生後6カ月のリーンちゃんも水に沈められてしまうが、元気に母親の元に戻っていく。
一見、危険な訓練にも見えるが、「子どもの心肺機能を強化し、成長と免疫力の向上につながります。生後4カ月で歩けるようにもなります」とコーチ。モアズ君の父親も「危険だとは思わないよ。息子は生後1カ月で教室に通い始めました。最初は水を怖がっていたけど、今ではひとりで泳げるようになったよ」と話す。
コーチは数年前、インターネットでロシアで赤ちゃんに水泳を教えている映像を見つけると、ロシアに留学。数カ月に及ぶ講習を受け去年4月、カイロにこの水泳教室をオープンさせた。
「子どもたちがオリンピックに出ることを願ってます。オリンピック選手になるまで彼らを支えるつもりだよ」
この教室はSNSなどで話題を呼び、今では約50人の赤ちゃんに水泳を教えているという。
(AbemaTV/『AbemaMorning』より)