昨夏に行われた参院選において、車上運動員に法律で定められた額以上の金額を支払った公職選挙法違反の疑いが持たれている河井案里参議院議員が15日、夜10時30分頃から記者団の取材に応じた。離党および離職について「今は考えていない」と語り、その理由について「日本を変えたいから」と説明したが…注目を集めた“疑惑の核心”については「捜査中」を理由に詳細を語ることは無く、会見直後に笑みを浮かべていたことも問題視され、批判の声が相次いでいる。
この河井氏の記者会見について、元衆議院議員の金子恵美氏が「政治家としてセンスがない」と切り捨てた。
「いずれ、しかるべきときに説明責任を果たすと言って2カ月も経ってから会見をしたが、何も回答が無かった。これでは会見を開いた意味が全くない。病気療養中でいて、あの時間での会見も不可解だし、働き方改革と政治家が言っている中で、記者や寄り添ってくれる秘書などスタッフのことを考えても、やはり、あの時間に会見というのは働き方改革に反する。政治家としてセンスがない」
そのように河井氏の対応に苦言を呈した金子氏に対して、ジャーナリストの山路徹氏も「説明責任を果たさない理由が、入院から捜査に変わっただけ。逆にそこまで隠さなければいけない政治的背景があるのかと思ってしまうほどだ」と異なる視点から批判的な意見を述べた。(AbemaTV/『Abema的ニュースショー』より)
【映像】金子恵美氏、河井案里議員を“バッサリ”
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