映画「山中静夫氏の尊厳死」の完成披露上映会が1月22日に都内で行われ、ダブル主演を務めた俳優の中村梅雀(64)、津田寛治(54)、共演者の高畑淳子(65)らが登場。その中で高畑が、映画の内容にちなみ“人生の最期にやっておきたいこと”を明かした。
この映画は、中村演じる末期がんの患者と、内科医の姿を通じて、生きる意味を描いた人間ドラマ。舞台の上で中村は「最初に台本をもらって読んだ時にこれは役者としてどうしてもやらなくてはいけない、そう感じ引き受けました。本当に素晴らしい現場でやってよかったと思っています。完成作品を観ても、やってよかったなと思いました。期待しててください」と語った。続けて津田は「スタッフとキャストが生と死にちゃんと向き合って、一生懸命作った映画です。その成果は存分に出ているので、皆さん存分にご堪能ください」とアピールした。
映画の内容にちなみ“人生の最期”について話題が及ぶと、高畑は「子供の頃、東京タワーを初めて見た時、“人間はいつか死ぬ”ってことを悟って大泣きした思い出があります。ちょっと変わった子だったんでしょうね」と笑いを誘ってから、「やっておかなければならないことは執筆活動ですね。書き残しておきたいことはあります。それと頑丈な金庫を買おうかなと」と明かした。共演者から「その金庫で何を?」と聞かれ、高畑は「折角稼いだものは後のために残しておこうかなと。苦労したよ~」と言いながら中村に寄りかかるような素ぶりを見せていた。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)