大ヒット異世界系アニメ作品をクロスオーバーさせたコメディアニメの第2弾「異世界かるてっと2」が、1月14日より各局で順次放送中だ。同アニメにクロスオーバーで登場する作品のひとつ、「Re:ゼロから始める異世界生活」から主人公・スバル役を演じる小林裕介とエミリア役を演じる高橋李依にインタビュー。同じく1月から放送中の「Re:ゼロから始める異世界生活」第1期新編集版と「異世界かるてっと2」を合わせてより楽しむ方法を教えてもらった。
―芦名みのる監督によると、「いせかる2」第1話は、原作者の方々やスタッフ、キャストが集まって鑑賞する予定だと聞きました。
高橋 たしか「リゼロ」もテレビシリーズの最終回は、みんなで集まって観ましたよね。
小林 そうそう。最終回の最速上映イベントのあと、そのテンションのまま、みんなでカラオケ店に行って……。何も伝えていなかったのに、店員さんから「こちらサービスです」って「リゼロお疲れさまでした」ってデコレーションされたハニートーストが出てきたという(笑)。
高橋 私たち全員びっくりしてフリーズしていましたね(笑)。
―「いせかる」1期と2期でパワーアップしたところはありますか?
小林 1期はそれぞれの作品の世界観の確認というか、「この陣営にはこういう設定があります」みたいな自己紹介要素が多い印象でした。でも自己紹介が1期で終わったので、2期からは純粋に“お祭り”みたいなイメージですね。2期のほうが、はっちゃけ感は強いんじゃないかな。
高橋 たしかに! 1期だと「この作品は好きだけど、そっちの作品はよく知らない」という視聴者の方のために、他のキャラクターにしゃべりかけるシーンは、よく名前を呼ぶようにしていたそうで。でも芦名監督によると、2期ではけっこう名前呼びをカットしているらしいですよ。「皆さんご存知ですよね?」という部分を少しずつ広げているんだと思います。
―「いせかる」1期に対するネット上の反応を見ていると、最初は「『リゼロ』が好きだから『いせかる』もチェックする」みたいな様子だった視聴者たちが、だんだん「いせかる」自体のファンになっていった印象でした。
高橋 それは、うれしいですよね。ただ「このすば」以外は、「リゼロ」も「オーバーロード」も「幼女戦記」もヘビーな世界観の作品だから、もしかすると「いせかる」から入った人は、アニメ本編を観てびっくりするかもしれません(笑)。
―ちょうど「リゼロ」第1期新編集版も1月1日から放送していますし、「いせかる」視聴者が「リゼロ」にも入りやすいタイミングですよね。
小林 聞いた話だと、「いせかる」と「リゼロ」新編集版の内容が上手くシンクロするように時期を調整したとか……。「いせかる」を観たあとに、「リゼロ」新編集版を観て、「あのパロディ、本編ではちゃんと良いシーンだったんだ」と確認してもらいたいです。
高橋 タイミングまで合わせるとは、なんて用意周到なおふざけ!
小林 あと「いせかる」でのセリフが、本編の謎とつながっている場合もあるらしいですよ。ギャグの中に「これはどういう意味だ?」と感じるような意味深長なセリフもあるので、考察の余地はあるとお伝えしておきます!
高橋 新編集版と「いせかる」、合わせて毎週観てほしいですよね。オンエアが終わってから「『リゼロ』一気観したよ」という声をいただくことがあって、それは大変ありがたい反面、「リゼロ」の大きな魅力のひとつとして、「次はどうなるの!?」と1週間過ごすもどかしさもあると思っていて!
小林 でも1時間番組になるといえど、新編集版では、もともと2クールの内容を1クールに濃縮するんだよね? ものすごくヘビーで観たあとは毎週ぐったりしてしまうかも……!
高橋 そのしんどさを「いせかる」に上手く癒してもらいましょう(笑)。 「いせかる」を観て癒やされて、新編集版を観て「うぅ……レム……」となって、ぜひアメとムチを使い分けて楽しいリゼロ生活を送ってください!
【原田イチボ@HEW】
(C)異世界かるてっと2/KADOKAWA
(C)Isekai Quartet2/KADOKAWA