23日、『株式会社ニシノコンサル』(AbemaTV)が放送され、20代の若手起業家が抱える悩みに人気アパレルブランド『VANQUISH』『#FR2』の創設者である石川涼氏が辛辣なアドバイスを送った。
相談に現れたのは、古着店「イッテンストア」を経営する日高俊さん、28歳。服飾の専門学校を卒業した日高さんは、25歳で起業。ECサイトでリサイクル古着を販売し、会社成立から1年で年商1億円を突破した。自社ブランドの立ち上げやオンラインサロン運営にも着手し、事業が順調に進む中、2019年の5月にイッテンストアをオープン。しかし、このイッテンストアに関して悩みがあるという。
イッテンストアは月額制で、会費を払えば1日1着を無料で持ち帰ることができるサービスを展開。月額3000円(税抜)なら100~1000円以下の商品が、月額8800円(同)なら店内全ての商品が対象になるという。会員数は前者が15人、後者は0人で、日高さんは会員数が伸びないことに悩んでいた。
そもそものビジネスモデルに疑問を持つ石川氏は、「サービス開始から半年で15人でしょ? やめたほうがいい。俺だったらすぐやめる」と一刀両断。店舗運営は売る空間が重要だと指摘し、「この店が記念に残るような場所なら会員になるかもしれないけど、ただ古着が空間に並んでいるだけでステータス性が全く無い。続けるんだったら、工夫してお客さんが来たくなるような空間にしないと。場所もこういうのが好きな人がいそうな場所に移転したほうがいい」とアドバイスする。
これを受けてキングコング・西野亮廣も「(今やっていることが)違うなって思ったら、すぐ退くことを覚えたほうがいい。それを身に着けておかないと、次攻められなくなる」とコメント。日高さんの気持ちを汲み取ってはいたものの、石川氏同様に「やめたほうがいいかもしれない」という結論に達した。
その後も、好調なECサイトを伸ばすべきなどの助言を受けた日高さんは、「また何か違うことを考えたいと思います」と考え直した様子。その姿勢に石川氏は「えらい! 何かあったら協力するよ」とエールを送っていた。