田舎でのビジネス展開に必要なのは飲み会? キンコン西野「地元の人からすると怖い」
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 23日、『株式会社ニシノコンサル』(AbemaTV)が放送され、田舎でシェアハウス運営を考えている20代の女性起業家にキングコング・西野亮廣がアドバイスを行った。

 相談に現れたのは、和歌山県古座川町でゲストハウス「Lacoma」を運営する高柳沙月さん、27歳。次の新たなビジネス展開として、シェアハウスを運営するべく物件探しに奔走しているという。

 「Lacoma」創業当時、近隣住民の反応は「こんな田舎に人がくるわけがない」と冷ややかなものだったという。しかし、ゲストハウスはあくまでも高柳さんが「自身の心を豊かにするため」のもので、ビジネスとして意識せずに続けていたところ人が人を呼び、中には移住を希望する人も出てきたということだ。

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 現在はシェアハウスとなる空き家を探している段階だが、「空き家はめちゃくちゃあるけど貸してくれない。『よそ者に貸したくない』『家に物があって片付けるのが面倒くさい』『親から空き家を引き継いだが、違うところに住んでいて手続きが面倒くさい』という3点で断られることが多い」のだという。

 「それは信頼でなんとかなる」と話す高柳さんに対して西野は、自身も地元の兵庫県川西市に「えんとつ町のプペル美術館」を建設しようとしていることを紹介。「まとめてでっかい土地を買わないといけないけど、それって地元の人からすると怖いと思う。静かな町が開拓されてしまうんじゃないかなって」と近隣住民の気持ちに寄り添う一方で、美術館建設に当たってはまず「スナック」を作り、1~2年かけて近隣住民と交流を深めたことを明かした。

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 西野は続けてシェアハウスの維持コストについても注目し、「僕だったら誰かに便乗する。球場とか観光地とか何かしら大きなエネルギーを持っているものに便乗しないと、1人で全部やるとなるとむちゃくちゃお金がかかる」と指摘。さらに、「組むことにあまりアレルギー反応を起こさない方が面白いことになっていくと思う」と語った。

 「便乗できる地域でシェアハウスを開く」という、古座川町を離れる必要があるかもしれないアドバイスに悩んだ様子の高柳さんだったが、最終的には「固定概念や執着していたことがまだまだあるんだなと。それが崩れて、でも考えることが増えました(笑)」と前向きに捉えていた。

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