中国の武漢に端を発した新型コロナウイルスによる肺炎が世界中で猛威を振るう中、長年、うがい薬を愛用してきた経験のあるお笑いタレントの千原ジュニアが、風邪のウイルス対策の真相に絶句した。
東京池袋にある大谷クリニック院長の大谷義夫氏(56)は、新型コロナやインフルエンザなどに関しては「新型コロナについてはまだデータがない。インフルエンザについては、比較的早期にウイルスが気道の中に入ってしまうので、効果があるというデータにはならない」と答えると、一般的な風邪のウイルスについては次のように続けた。
「京都大学にデータがあって、水でうがいすることで予防はできている。普段の風邪予防に関しては、うがいをしないより、した方がマシだ」
この話を聞いた千原ジュニアが「うがい用の薬を買ってずっと何年もやっている時期があったが、その頃、めちゃくちゃ風邪を引いた。それを止めた途端、全然引かなくなった」と怪訝そうな顔で打ち明けると、大谷氏は「京都大学のデータによると、風邪予防に対してうがい薬、水うがい、何もしない。この中で一番風邪予防になったのは、水うがいだった」と説明した。
驚きの表情を浮かべてしばし絶句した千原ジュニアに対して大谷氏は「うがい薬を使うと正常な菌まで無くしてしまうのでは。風邪を引く前の予防は水うがい。風邪を引いたら、うがい薬がいいのでは」と様々なデータや知見から考察を述べ「うがいの仕方にも二段階があり、まずは口の中をきれいにして、その後、喉をきれいにするのがいい。口の中の汚いもの(ウイルスなど)を喉に持って行ってしまうのは避けた方がいい」と補足した。
一方、インフルエンザのウイルス対策について「歯磨きで口の中の細菌を減らすことによって、細菌から出るたんぱくがインフルエンザウイルスが気道の中に入るのを促進、またウイルスの増殖を助けてしまう。つまり口の中の細菌を減らせば(歯磨きをして口内環境を清潔に保てば)、インフルエンザの発症確率が低くなるという日本の歯科大学が世界に向けて発表した論文もある」と話した。(AbemaTV/『Abema的ニュースショー』)
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