映画『ゾッキ』の俳優の共同監督を務める、竹中直人(63)、山田孝之(36)、斎藤工(38)が3日、愛知県蒲郡市内で製作発表を行った。
企画を発起した竹中は「2年前、倉持豊さん作・演出の『火星の二人』という舞台をやったとき、ゲストで呼んだ前野朋哉の楽屋に大橋裕之さんの『ゾッキ』が置いてあって、借りて(読んだら)とても感動して映画にしたいとすごく思って。自分一人の力じゃもう年取って無理だなと思って、二人に声をかけさせていただきました。まさか大橋作品を、大橋さん地元の蒲郡で映画にできる日がこんなに早くくるなんて思ってもなかったです。明日クランクインなので3人仲良く、共同監督をしようと思います」と率直な気持ちを語った。
今回が初監督となる山田は「今まで監督をするという気持ちは1ミリもなかったんですけど、原作を読んだ時に衝撃を受けてこれはどうしても参加したいなということで初挑戦ながら参加を決めました。この独特な世界観を、良くも悪くもリアリティの出る実写にどう落とし込むかというところが、課題でもありワクワクするところでもあります。明日からの撮影が楽しみです」と意気込んだ。
映画監督としても活動している斎藤は「原作のファンだったので夢のようなプロジェクトだと思っています。昨今の日本で映画を作るというシチュエーション、超大作でない限り今はいかに地域と手を取り合ってお互い支え合っていくかが要になっています。蒲郡市に多大なる貢献と、受け入れ態勢をいただいて明日、最高の初日を迎えることができて嬉しいです」と喜びを語った。
また、コカインを摂取したとして麻薬取締法違反の罪で執行猶予付きの有罪判決を受けたピエール瀧(52)が、同作で復帰することが報じられていた。竹中は「最強のスタッフと、最強のロケ場所で、最強のキャスティングが集まったので、すごい映画になることは間違いないと思います。皆さん完成まで楽しみにしていてください」と自信満々の様子だった。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)