ひろゆき「公文書は何も考えずにスキャンすればいい」音喜多議員はAI、ブロックチェーン技術の応用を提言
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 4日も白熱した国会討論。「桜を見る会」の地元後援者向け前夜祭について追及された安倍総理は、高級寿司が出されたとの誤った情報を流したとして、立憲民主党の黒岩宇洋衆議院議員を強く批判。「黒岩議員はいつも決めつけをする。真っ赤な嘘だった。“自分は嘘をついてしまった”ということは認められた方がいいと思う」と述べた。

 さらにホテルの規約をめぐり黒岩氏が「いざという時のために事前契約でリスク負担を決める。これは当たり前の商取引例だ。(ホテルの)規約にも書いてある」と指摘すると、安倍総理は「今根拠のないことをおっしゃったということが明らかになった。これは別にニューオータニの規定にそんなことが書いてあるわけではない。根拠のないことをおっしゃっているということは、嘘をついていることと同じことだ」と反論。黒岩氏は「撤回していただきたい」と迫った。こうしたやりとりに対し、ネットでは「無駄な質問ばかりだ」「揚げ足取りにしか見えない」といった声が上がっている。

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 4日のAbemaTV『AbemaPrime』に出演した2ちゃんねる創設者のひろゆき(西村博之)氏は「“募ったが募集はしていない”といった、日本語として成立しない文章が国会ではOKになるなど、嘘以前の問題だ。それでも時間が過ぎたら終了ということができるそのシステムが面白いなと思うし、安倍さんはそういう逃げ道があるということを見つけて上手くいっている。システムをうまくハックする人という意味では超優秀だ」と苦笑する。

 そんな西村氏は野党に対し、安倍政権の政策は踏襲した上で、「公文書は捨てない」という点で政府を追及すればよいのではないかと提言する。「アメリカは公文書を捨てない国。ただ、機密情報の公開は50年後、80年後にしましょうということで制限をかける。だから公文書は捨てず、隠さなければいけないものはいつまで隠しましょうということを決めるだけで十分ではないか」。

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 これに対し、小西洋之参議院議員(無所属)は「公文書を捨てないということには賛成だが、安倍政権は公文書を隠蔽しろと官僚に指示している。この政府を変えない限り、公文書を捨てないというルールを作っても、何らかの形で絶対に捨てる」と懸念を示す。

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 一方、音喜多駿参議院議員(日本維新の会)は「“安倍さんが悪い”ということに終始するから悪い。公文書を捨てないということに焦点を絞り、再発防止の仕組みを作ればいい。安倍さんが捨てる権限を持っているなら、その権限を取り上げたらいいし、各省庁や政府が公文書を捨てる権利を独立した組織に権限を移し、為政者が誰であろうとも捨てないと決める。我々もそういう対案を出して議論している。それなのに、“どっちが嘘つきだ”とかいうことをやっているから野党はどんどん見放されていく」と指摘。

 すると小西氏は「空論を言うのが維新のダメなところだ。数千万枚、あるいは数億に達するかもしれない文書を、誰が審査して管理するのか」と質問。音喜多氏は「デジタルデータ化してAIが判定する。ブロックチェーンも使えば改ざんもできなくなる」と応じた。西村氏も「ひたすら溜め続ける。何も考えずにスキャンして、捨てるという判断自体しない。方法論の問題は置いておいて、“公文書を捨てるべきだ”という政治家はいないと思う。自民党でも、“捨てるべきではない”と答える人が多数派なのではないか。まずは省庁の中で公文書と呼ばれる文書が実際にどれくらいの量があるのか。それをスキャンしてハードディスクやテープレコーダーに入れたら、いくらになるのかという試算だけでもやってみたらいいと思う」提言していた。

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