将棋の高見泰地七段(26)が2月6日、順位戦C級2組9回戦で、田中寅彦九段(62)と対局中だ。対局は午後6時からの夕食休憩を終え、夜戦に入った。高見七段は現在8連勝中で、本局に勝利すればC級1組への昇級が決まる。
C級2組は52人が参加し、3人だけが昇級できる狭き門。各棋戦で優勝や、上位進出を果たした棋士でも、昇級に何年もかかることは珍しくない。高見七段も、2017年度に叡王のタイトルを獲得したものの、2011年10月に四段昇段して以来、C級2組で戦い続けている。他の棋戦では、順位戦の所属がシードに関係することもあるため、長く活躍するためにも、順位戦での昇級は大きなステップだ。
持ち時間は各6時間で、先手は田中寅九段。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
田中寅彦九段 にぎり(上) 高見泰地七段 ハッシュドビーフ、ビーツとクルミのマリネ、半熟卵
【夕食休憩時の残り持ち時間】
田中寅彦九段 2時間38分(消費3時間22分) 高見泰地七段 2時間4分(消費3時間56分)