「ドラえもん」スネ夫役や「新世紀エヴァンゲリオン」鈴原トウジ役などで知られる人気声優の関智一が、専門書を読んであらためて芝居について学んでいることを明かした。また講師としての立場から教えることの難しさを語り、多くのファンを感心させている。
2月7日に生放送されたAbemaTVの声優トークバラエティ「声優と夜あそび」のオープニングトークで、金曜MCを担当する関は「演劇書を買っちゃって、久しぶりに。あらためてお芝居を勉強しようと思って」と報告。MCとしてコンビを組む後輩声優の大河元気(「B-PROJECT」野目龍広役など)は、「関さんが勉強してるんだもんなぁ。僕ももっと勉強しないと」と、売れっ子になった現在も貪欲に演技について学ぼうとする先輩の姿勢に刺激を受けていた。
過去にも本を読んで勉強をしていたという関によると、「昔よりは本を読んで『なるほど』とわかることが増えてきた」とのこと。所属事務所が運営する声優・演技研究所で専任講師も務めている関は、「教えるためにも学び直さないと、なんて伝えていいかわからないことがいっぱいある」と実感を込めて語った。
生徒たちに演技を指導することの難しさを、「毎回毎回反省の日々ですよ。1人ずつみんな違うからさ。『今年うまくいったな』と思って翌年まったく同じようにやっても全然ダメだったりするし」と表現した関。「プレイするのは上手でも教えるのは下手って場合もあるじゃない。逆にプレイはうまくなくても教えるのが上手とか、特性があるよね。でもそうも言ってられないから、新しい知識を学ぼうと思って」と読書を通じて得た知見を現場で役立てたい、という意欲を示した。
「声優と夜あそび」ではひょうきんな言動がフォーカスされがちな関の真面目な一面に、「凄い人はやっぱり努力してるよなぁ」「向上心の塊か!」「関さんクラスでもまだ勉強中なんだなぁ…」など感心する視聴者が続出。そのほかにも、コメント欄には「いい先生だな」「関さんに教わりたい」「関先生の姿勢かっこいいなー!」といった反応が相次いでいた。
(AbemaTV/『声優と夜あそび』より)