15日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(AbemaTV)が放送され、日本も被害にあったCIAのスパイ事情について専門家が語った。この日は多数のスパイに取材をおこなってきたという、国際ジャーナリストの山田敏弘氏をゲストに招き、世界的な事件から身近なケースまで、スパイをテーマにした話題でトークを展開していった。

CIA諜報員が現在任務したい国は中国?国際ジャーナリストが明かすスパイの実態
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 山田氏いわく、アメリカ合衆国のCIA(中央情報局)には諜報員が任務をしたがるという人気国があるそう。山田氏はあっさりと「今人気なのは中国です」と明かしたが、竹山は「ええ! 怖くないですか?」と驚きを隠せない様子。

 すると、山田氏は「CIAといえども、会社みたいなものなんです。省庁の1つなので」と説明して「言語を1つ覚えたら5000ドルのボーナスがつくとか、給料体形もそういう形になっています」と、公務員として明確な給与の基準があると解説をした。

 CIA諜報員を「官僚みたいなもの」と語る山田氏は「彼らにも出世があって、どこどこの国を経由すると出世しやすいとかも、もちろんある」と、現在だと中国が出世コースにあたる国だそうだが、冷戦時代だとロシア(旧ソ連)がその位置にあったという。竹山が「リスクが多くないですか?」「命の危険さえありますよね?」と問いかけると、山田氏は「だからこそ出世がしやすい」と説明をした。

CIA諜報員が現在任務したい国は中国?国際ジャーナリストが明かすスパイの実態
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 また、バブル景気の時代には日本にも多くのスパイがいたという。日米の通商交渉や自動車関税について話し合いをする際には、CIAに加えて、盗聴やハッキングをおこなうNSA(国家安全保障局)が協力をして、交渉の前に日本の官僚たちを徹底的に盗聴して事前に情報を得ていたそう。

 山田氏が「毎朝アメリカの(交渉の)担当者は『相手が今日なにをしゃべるか』のブリーフ(説明)を受けてから出てたというくらい。それぐらいの世界だった」と明かすと、竹山は「日本は知らなかったということですか?」と質問。山田氏は「アメリカの本とか記録に残っていますけど『簡単だった』そうです」と答えて、竹山を驚かせていた。

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カンニング竹山の土曜The NIGHT#92~スパイはあなたの隣にも?
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