波瑠、主演映画のオファーを断ろうと監督に直談判「ハードルを感じた」
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 映画『弥生、三月 君を愛した30年』の完成披露試写会が19日都内で行われ、女優の波瑠(28)、俳優の成田凌(26)、監督の遊川和彦(64)らが出席した。同映画は、波留演じる弥生と、成田演じる太郎の30年間を3月だけで紡ぎ、運命に翻弄されながらも愛を育む2人の物語となっている。

 今回、主人公を務めるにあたって波瑠は「弥生という役が、どれだけ純粋な強さを持っているかという事に一番ハードルを感じました。それと同時に物語では東北の大震災についても描かれていて『この期間が空いているから映画を入れようか』みたいな感覚で(オファーを)受けてはいけないと思い、私には難しいのでできませんとお断りしに行きました」と、告白。続けて「会話の中で遊川監督がどれだけこの作品に情熱を持って挑んでいるかということに気がつきました。難しいかもしれないけどこんな機会はないんじゃないかと、最終的にやらせていただきますとお答えしました」「弥生と太郎という2人の男女が、30年間想い合った姿がきっと皆さんの背中を押してくれるんじゃないかなと思います」と作品に対しての想いを明かした。

 役作りについて問われると波留は「体の見え方ってものすごく情報として入ってくるので、冒頭の弥生が走る姿と、物語が進み違う年齢になった時に走る姿っていうのは少し変えて、気をつけなくちゃいけないと思いました」とこだわりつつも「単純に走るのだけでもう精一杯だったので、うまくできていたかわかりません」と苦笑した。

波瑠、主演映画のオファーを断ろうと監督に直談判「ハードルを感じた」
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 一方、成田は「次の日が40代50代(を演じる日)だったら飲めもしない強いお酒を飲んで声を枯らせたり、二日酔い気味でダレてる感じにしようかと思ったのですが毎日がそうではなく、朝は高校生で夕方は50代だったりと、物理的な準備があまりできないのが大変でした」と振り返った。

 また、9時間かかったという衣装合わせについて波瑠は「現場が始まってからもずっと調整が続いていて、これはもう遊川組の洗礼だと思いました。ただ脱いでは着るロボットのようになってました」と語った。これを受け遊川監督は「髪型、服装、小物と30年分全部きめなくちゃいけないですから。僕も9時間かかると思わなかったです。さすがにヘトヘトになりました」と弁解した。

(AbemaTV/『AbemaNews』より)

▶︎動画:波瑠、オファーを断ろうと監督に直談判「ハードルを感じた」(5分41秒頃~)

映画の衣装合わせに衝撃!?
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