29日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(AbemaTV)が放送され、竹山がテレビで売れるための秘訣を語る場面があった。今週はゲストに、お笑いコンビの三拍子、磁石、ロボマンといった、「実力はあるのに売れていない」かつ「年齢30代半ば以上」の“ロスジェネ芸人”をゲストに招き、トークを展開していった。

売れない芸人たちの悲痛な訴えにカンニング竹山、「テレビに出たいならテレビで売れる作戦がある」とアドバイス
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 番組では業界関係者による「ゲストの芸人たちがなぜブレイクできないのか」というアンケ―トを実施。そのなかには三拍子について「キャスティング会議で他のスタッフを説得できる自信がないので、名前を出すこともしない」という手厳しい意見が。

 竹山は「これなのよ」と、この意見が重要であることを指摘。キャスティング会議中に「三拍子の漫才が面白い」と提案した場合、当然「どう面白いのか?」という話の流れになるが、「時事ネタで漫才をやっている」と説明しても「時事ネタのどこがどう面白いのか?」と踏み込まれてしまうと返せる一言がないとバッサリ。ここでの掴みに失敗すると出演には至らないと語った。

 キャスティングの際に重要なアピールポイントについて、竹山は「テレビに出たいなら、いろいろとわかってないといけない」と説明して「テレビに行くためにはテレビに行く作戦がある。そういうことを若手のときからものすごく考えてないと」とアドバイス。

 すると、磁石の永沢たかしが竹山に「売れかけのときに、テレビのことって考えてました?」と質問。竹山は「今話すことじゃないだろ!」とツッコミながらも「メッチャ考えてます。どうすればいいのか悩んで悩んでずっと考えてます」と、ブレイク前から入念な作戦を練っていたことを明かして後輩芸人たちを驚かせた。

売れない芸人たちの悲痛な訴えにカンニング竹山、「テレビに出たいならテレビで売れる作戦がある」とアドバイス
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 「(キレ漫才で使っていた)『誰が売れてやるか!』なんて絶対にウソだからね。そう言って売れる」と明言する竹山に、ロボマンのオラキオが「あれは魂の叫びじゃなかったってことですね?」と問いかけると、竹山は冷静に「計算の叫びです」と断言。

 さらに竹山は「『売れた』と言われる、僕と同じように仕事をしている人は、みんなで飲んだりすると、大抵みんな若手のときにちゃんと考えてます」と、アンタッチャブルの山崎弘也、有吉弘行アンジャッシュ渡部建の名前を挙げて、全員同じように考え抜いたうえでの作戦を持っていたことを明かした。

 この告白に憔悴するオラキオだったが、竹山は「でも、今からそれを考えればいい。ネタはあるんだから」と、フォローを入れることも忘れなかった。

▶動画:カンニング竹山の土曜The NIGHT#93~聞け!ロスジェネ芸人の叫び~

カンニング竹山の土曜The NIGHT#93~聞け!ロスジェネ芸人の叫び~
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