テレビ朝日のアナウンサーが、<本当に>好きな「AbemaTV」の番組をご紹介します。田中萌アナウンサーに続き、今回は三谷紬アナウンサー。お笑い芸人千原ジュニア氏とともに話題のニュースに切り込む日曜昼のニュース番組『Abema的ニュースショー』で進行を務める三谷アナウンサーが、「AbemaTV」の番組をきっかけにイメージが一転。どハマリしたものとは。
私がおススメする「AbemaTV」の番組は、『AbemaTV大相撲ダイジェスト』です。かくいう私も、大相撲の魅力に気付いたのは、お恥ずかしながら今年に入ってから。約9時間半に及ぶその日の取組みと、翌日の見どころを約10分に凝縮し伝えてくれる『AbemaTV大相撲ダイジェスト』をきっかけに、数々のドラマがうまれた2020年「大相撲初場所」を存分に楽しむことができました。
テレビ朝日アナウンサー 三谷紬
千葉県出身。2017年テレビ朝日入社。現在は「かみひとえ」(月曜よる11:20~)「無料屋」(毎月 最終木曜 深夜0:50~)、「日本サッカー応援宣言 やべっちF.C.(日曜 深夜0:05~)、「アベマ倍速ニュース」(月~金 よる7:00~)、「Abema的ニュースショー」(日曜 ひる12:00~)を担当。
「AbemaTV」の大相撲中継は、相撲ビギナー向けのゆるめな解説に加えて、力士のキャラクターにフォーカスしているところが良いんです。「あ、この力士は私と年齢が近い!」、「好きな芸能人は川口春奈さんなんだ!」とか、自分との共通点を見つけると一気に親近感が湧きますよね。
私は中高と女子高だったからか、これまであまり相撲を知る機会が無くて。正直、大相撲中継は祖父母の家のテレビで流れているイメージでだったんです。でも、「AbemaTV」を通じて大相撲を見たら、力士を身近な存在に感じられるようになりました。それから一気に大相撲の奥深さにハマり、”スー女”の仲間入りです(笑)。
三谷アナ:「思ったら即行動!」がモットー。すぐに相撲観戦にも行ってきました。力士と力士がぶつかり合う時のバチンという音に驚きました。物凄い迫力でした!
担当しているスポーツ番組『やべっちF.C. ~日本サッカー応援宣言~』(テレビ朝日系列)でも、各選手のパーソナルな部分にスポットを当てています。選手の意外な素顔や、キャンプ中のプライベート映像など「他では見られない」と好評です。やっぱりファンの方が本当に見たいのってそういう所じゃないかな、と思うんです。
私の推し力士は、前頭十四枚目 照強 関です。時間いっぱいになると大量の塩をまくんですけど、その豪快な姿に並々ならぬ気合を感じます。身長169センチ・体重120キロと、幕内平均体重が160キロ超の中では小柄。ですが、その分、立ち合いの鋭さや、躍動感のある取組みが魅力です。
それにしても、初場所は波乱続きでしたね。優勝最有力候補と言われていた横綱 白鵬 関に次いで、横綱 鶴竜 関も休場。横綱不在の中で、優勝したのは前頭十七枚目・徳勝龍 関でした。
幕尻での優勝は20年ぶり、再入幕力士の優勝は史上初!角界史に残る下剋上優勝です。優勝インタビューも、笑いアリ涙アリでよかったな。
優勝力士インタビューでの徳勝龍。角界史に残る優勝に、本人は土俵上で思わず涙。
「ばりばりインタビューの練習をしていた」などとも語り、笑いと涙が溢れるものになった。
場所中に恩師が急逝して、その訃報を聞いた徳勝龍 関は「監督のために優勝する」と決意。「(亡き)監督が共に戦ってくれた」というコメントに、胸が熱くなりました。取組中の勇ましい姿も勿論素敵ですけど、人間味を垣間見ることができる瞬間って、やっぱりいいですよね!
なお、新型コロナウイルスの感染拡大を受け戦後初の無観客開催。
大相撲三月場所:3月8日(日)~3月22日(日)
日曜のお昼に、1週間の話題を総ざらいできるニュース番組です。地上波とは違った独自の視点で切り込んでいるので、既に知っているニュースでも、新たな気付きがあるはず。飽きずに楽しんでいただけると思います。
メインMC 千原ジュニアさんの鋭いツッコミと、個性豊かなコメンテーターの方々との掛け合いも注目いただきたいポイントです。番組中のみならずCMに入っても、ずっと喋っているほど、みな仲がいいんです。そういう現場の空気感も伝わると嬉しいです。
『Abema的ニュースショー』は、「お茶の間で、おじさん・おばさん・若者がニュースに対してとやかく言う」という裏のコンセプトがあるんじゃないかと、私は思っているんです。”あるある”と思わず頷くトークテーマも多いんですよ。老若男女参加型のニュース番組になったらいいなと思っているので「自分だったらどうとやかく言うかな」と考えながら、是非見ていただきたいです!