音楽ライブ制作会社取締役、コロナによる切実な状況を訴え「耐え忍ぶしかない」
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 14日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(AbemaTV)が放送され、音楽を中心としたエンターテインメントビジネス全般を扱う、株式会社BADASS取締役の松川将之氏が、新型コロナウイルスの影響によるライブシーンの厳しい現状について語った。

 この日は「コロナ騒動、エンタメ被害の実態」をテーマに、エンタメ業界で仕事をする関係者がゲストに招かれ、トークを展開することに。

 アーティストのマネージメントと、自社でもライブイベントの制作などをしているという松川氏は、コロナウイルスの影響で中止になった数多くのイベントを2枚のフリップで掲げてみせた。

 イベントの中止による損害を補償する「興行中止保険」も、感染症が直接起因した場合は支払いの対象外なのだそう。松川氏の会社では、今回たまたまツアーの取り扱いがなかったそうだが、ツアーの制作に携わる会社について「ものすごい大打撃だと思います」と語っていた。

 資金繰りについては「どれだけ蓄えがあるかというのと、あとはどれだけ借りられるか。国のほうがいろいろと考えてくれていると思う」と、厳しい状況だと明かして「耐え忍ぶしかない」と、打つ手がほとんどないと訴えた。

 また、イベントを延期しようとしても、改めて会場を押さえること自体が難しい状況にあるという。すでに1年先まで他のイベントで会場は埋まっており「ライブがなくなったからといって、(振替公演で)やりたい日を押さえられるかどうかという問題もある」と説明した。

 制作をしているイベントに関しては、チケットを購入した人たちからも「やるんですか?」「中止にしてください」といった問い合わせが届いているそうで、変化する状況を見極め、現地のスタッフと相談をしながら対応をしていると明かしていた。

▶動画:音楽ライブ制作会社取締役、コロナによる切実な状況を訴え(33分頃~)

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