異能(シギル)という異能力バトルで展開するハードな展開と、可愛らしい女子キャラクターが登場する異なる性質のものが見事に融合したとして注目を集めているTVアニメ「ダーウィンズゲーム」。第1話から1時間スペシャルで、いきなりインパクト十分のスタートを切り、ファンの心を鷲掴みにしている。アイドル界でも有数のアニメファン、=LOVE(イコールラブ)の野口衣織も同作については「第1話の序盤から不穏な奮起が、半端じゃなかった!これはすぐに“ヤバいヤツ”だと思った」と引き込まれたという。まもなく迎える最終回に向けて、これまで気になったポイントや今後の期待について聞くと、ワン役を演じる松岡禎丞の演技について大興奮で語り出した。
-1月期TVアニメの中でも話題作となっている「ダーウィンズゲーム」、最初の印象をお願いします。
野口 第1話の序盤から不穏な雰囲気、半端じゃなかったですよね。これ、すごい「ヤバいヤツ」なんだろうなと思って…。一瞬で1人死んじゃったし…。でも、主人公のカナメくんとの、高校生会話がすごく生々しいというか、リアルというか。今どきの男の子が、そういう話してそうだなというリアルさがありました。
-カナメはゲームの中で完全な“素人”としてスタートを切ります。
野口 第1話って、カナメがめちゃめちゃ一般の人の動きをする。当たり前なんですけど、初見プレイヤーの動きをするじゃないですか。それがすごくリアルだなと思って。主人公最強!という話が多い中、一番始めである第1話が、こんなに初々しくて、でも一緒に戦ってくれた仲間も死んじゃってみたいな。第1話を見た後に「えっ、これ1話だったの!?」って思ったんですよ。こんな詰め込まれていて、全話見たような気分でした。
-2話以降、ガラリとテンションが変わりますね。
野口 第2話、第3話になったらどうなるんだろうと思ったら、第2話になった瞬間、女の子がギャーって来て、グーってきて、バーッってきた!みたいな(笑)。展開がすごく早いのがおもしろいですよね。ヒロインのシュカちゃんとカナメの絡みが本当に好きすぎて。シュカちゃん、初めからカナメに対して好感度が高かったじゃないですか。でも、急に豹変して「殺す!」ってなって。でもカナメが強くて「好き!」ってなって。その展開がコロって変わりすぎて、この子ってかわいいなぁって思いました(笑)。シュカちゃんがカナメの行動に赤面するのもかわいくて。お互い初々しくて「この二人は推せる!」と、素直に思いました。
-作中で印象に残るキャラクターを挙げてください。
野口 ワンが、本当に怖くて…。強いから怖いんじゃなくて、なんだろう…。松岡禎丞さんの演技に迫力があって本当に怖いんですよ。レインちゃんに初対面した時の「バアっ!」とか、リュージを後ろからやる時に「うさちゃんぴょん♪」みたいなこと言うじゃないですか。あの容姿で、ああいうことを言うのも不気味というか、本当に怖いんです!
-確かに背筋が寒くなるようなシーンです。
野口 でも、そのシーンが好きすぎて、何度も見ちゃう自分がいるんですよ(苦笑)。さっきなんて言ったのかなって。こんなにギャップ萌え、初めてだなと(笑)。ワンはあの不気味さで、ずっと頂点で笑っていてほしいなと思いました。それを演じている松岡さん、本当にかっこいいなと思います。本当に怖いとしか言いようがなかったし、鳥肌が立ちました。「こんな圧倒的な悪役いる?」みたいな。でもそこに惹かれる自分がいるんです。
野口 声の大きさでびっくりする怖いとか、見た目が怖いとか、そういう種類の怖いじゃなくて、感覚的に内から精神的に感じる怖さ。「そんなのやめてよ!」みたいな。実際にそれを隣で言われたら、失神するんだろうなと。松岡さんの圧倒的な演技力、表現力がプラスされるからこそ、顔とかガタイだけじゃなくて、精神面からの追い打ちがすごい。なんていうんですか?相性がいい!本当に怖かった!
今後、野口のようにどれだけのファンがワンに恐怖し、カナメとシュカのやりとりにキュンキュンするだろうか。終盤も目が離せない作品だ。
(C) FLIPFLOPs(秋田書店)/ダーウィンズゲーム製作委員会