無観客舞台あいさつに毎熊克也「『コロナめ』という感じ」 武田梨奈も心境複雑
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 映画『いざなぎ暮れた。』の舞台あいさつが21日都内で行われ、ダブル主演をつとめた俳優の毎熊克也(32)、女優の武田梨奈(28)らが出席した。

 同作は、島根県松江市を舞台に崖っぷちカップルが引き起こすスリルと笑いを日本の神話と絡めて描いたブラックコメディー。モナコ国際映画祭では、最優秀主演男優賞と最優秀撮影賞を受賞するなど、海外からも注目を集めている。

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 「3日で撮った作品で、まさかこんなにたくさんの映画祭で上映していただくことは想像していませんでした。日本の小さな映画を各国の映画祭に届けられたことを心から嬉しく思います」と武田。続けて毎熊は「映画では景色とか感情だったり、卓上で想像したことじゃないことがいっぱい起きるのが一番楽しいなと思う。この映画は短い時間で撮ったんですけど、あと2、3分なかったら撮れなかったようなカットだったり、そういう生々しいものがたくさん映っている。どんな形でもいいから、いろんな方にこの空気感を楽しんでいただけたら嬉しい」と語った。

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 TBS系ドラマ『恋はつづくよどこまでも』で話題となった毎熊。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて無観客舞台あいさつとなったことに「映画に限らずかなり辛いと思う。心苦しいし、仕方ないでは済まされない負担がかかっている人がいるんじゃないかと思う。これについては何とも言えない、『コロナめ』という感じです」と悔しさを滲ませる一方で、「この映画はせっかく映画館で上映したり、海外の映画祭で上映してもらったりといい状態もあるので、できれば現状に負けずに進化していってくれたら嬉しいです」と期待を寄せた。

 武田は「言葉として伝えるのはすごく難しいですが、いろんな方が苦しい状態だと思います。でも、こういうときだからこそ映画という娯楽を必要としてくれる人は必ずいると思いますし、私もその一人で。いくつか仕事が無くなったりとか、自分も辛いし、辛い思いをさせてしまってもいる状況で私はすごく映画に救われてますし、救われる一つのきっかけとなる作品になればと思います」と苦しそうに語った。「気軽に映画館に来てくださいって言える状況ではないので、もしタイミングが合って来てくださる方がいれば(コロナウイルスの)予防、対策はしっかりして観ていただきたいなと思います」と複雑な心境を明かした。

(AbemaTV/『AbemaNews』より)

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あえて感染...驚きのコロナ対策
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