21日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(AbemaTV)が放送され、10代の少年ハッカーが警察に逮捕されるまでの顛末が紹介された。
▶動画:無差別にネット恐喝した16歳少年ハッカーが逮捕されるまで(51分頃~)
この日は「サイバーアンダーグラウンド~ネットの闇に巣食う人々~」の著者である吉野次郎氏をゲストに招き、インターネットの世界の“闇”の部分についてトークを繰り広げた。
吉野氏は、無差別にネット恐喝をしていた16歳の少年ハッカーを紹介。彼はもともと引きこもりの少年だったとのこと。初期のハッキング技術は独学で学んだそうで、承認欲求を得たいがためにハッキングの成果をTwitterに投稿していたそう。
すると、それを見た先輩のプロハッカーから「手口を公開するな」と警告され、投稿を自粛する見返りに、プロからハッキングの高度な技術の手ほどきを受けるようになったという。
技術を身に着けた少年はさらなるサイバー犯罪に手を染めるようになり、企業のサイトに侵入して、サイトを閲覧するだけでコンピューターウイルスに感染するように改ざんを行ったそう。
コンピューターウイルスに感染した相手からお金を脅し取ろうとしたものの、計画は失敗。翌年に捜査員が少年の家に現れて逮捕となり、1年間少年院に入ることになったという。
現在、少年は心を入れ替えてサイバー犯罪に対抗する“ホワイトハッカー”として活躍。ハッキング技能を生かして警察にも協力をして重宝されているそうで、吉野氏は「非常に好青年に育っている」と、事の顛末を明かした。




