“グローバル”恋愛リアリティーショー『いきなりフォーリンラブ』(AbemaTV)が3月25日に最終回を迎えた。同番組では、“英語が話せない日本人女子”と“英語しか話さない外国人男子”が3ヶ月間トライアルカップルとなり、デートを重ねていく様子に密着。「外国人と恋をすると英語が話せるようになる」という定説の秘密を解き明かしていく。
今回、AbemaTIMESは言葉の壁を乗り越えて見事カップル成立になったオーストラリア出身のイギーと日本人女子のサラにインタビュー。トライアル期間中の思い出と互いへの気持ちを語ってもらった。(※ イギーは実際には英語で回答)
イギー「サラちゃんは最初からずっと笑顔でポジティブ」
――カップル成立おめでとうございます。出会ったときと今、互いの印象に変化はありますか?
サラ:イギーに対しての印象はそのままです。ん。明るい人、優しい人という印象は初めて会ったときから今まで全く変わっていません。
イギー:僕も全然変わってないです。サラはエネルギッシュでポジティブ。シュノーケリングでの彼女の姿勢にとても感動しました。とにかく突き進む感じが素敵でした。
サラ:あのときは怖かったんですよ(笑)。やったことなかったので最初は「息できない!」ってパニックになったんですけど、イギーはやったことがあったみたいなので、それに習ってやってました。でも、綺麗ですごく楽しかったです。
――シュノーケリングがトライアル期間では1番の思い出ですか?
イギー:それが1番の思い出かも……でも、サラは最初からずっと笑顔でポジティブなオーラが途絶えることなく、一度も悪い面も見なかったし、全てがいい思い出。1つに選べない。
サラ:私もそうです。イギーと過ごしてずっと楽しかったから、これだけがっていうのはなくて、全部が大切な思い出です。
サラにとって1番効果があった勉強法は「イギーの言葉をマネすること!」
――トライアル期間中は連絡はNGだったんですか?
サラ:そうなんです。連絡先交換は禁止されていて。SNSもN Gで。
――その間に不安がつのったりしませんでしたか?
サラ:イギーに対する不安はなかったんですけど、自分の英語力に対する不安はありました。次に会うまでにもっと喋れるようにならなきゃ!って。「あれ楽しかったね」って言いたくて、前回楽しかったことをどうやって伝えたらいいか考えたり、勉強したりしていました。
イギー:僕も全く同じで、会ってない間は日本語を勉強していました。でも、会うと忘れちゃったりするから、それが心配でした。
サラ:わかる~!その日に自分が言うことをノートにまとめて、「これ言おう」と決めていたのに!
イギー:それは可愛いね(笑)。
――1番効果があった勉強法は?
サラ:覚えることが本当に苦手で、勉強していたとしても会ったら忘れちゃうんです。「あれ?これなんて言うんだっけ」って。でも1番効果があったのは、イギーが言っていたことを思い出して、頭の中で繰り返して、口に出してマネすること。長文での会話はできないけど「あれ楽しいね」「これ楽しいね」「次あれやろうよ!」とか、軽いキャッチボールはできるようになりました。
イギー:机に向かってする勉強法よりそっちの方が効果あると思う。サラがオーストラリアなまりをマネしてくれたのはすごくかわいかったな(笑)。
――サラさんからイギーさんに教えた日本語はありますか?
サラ:ドイツ村で動物の名前を教えました。「ぶた」って教えたら、その日1日中言ってました(笑)。
イギー:「ぶた」。なんでもかんでも言ってました(笑)。
――お互いに自分に興味を持って、一生懸命勉強してくれているのを見ると、より好きになっていきそうです。
サラ:イギーは会うたびに「この前そんなこと言ってたっけ?」っていうような言葉を言っていて。「イギーも日本語喋ってるじゃん!」って感動して、自分ももっと英語を頑張らないと思いました。なので、日に日に会うたびにお互いに英語と日本語をレベルアップしていけたのだと思います。
――確かに番組を見ていても、イギーが「なるほど」とか言っているから「日本語しゃべれてる!本当は喋れる人なのかな?」と思っていました。
サラ:(爆笑)
イギー:僕はサラと同じように、マネしてどんどん学んでいくスタイルで、実は「なるほど」って言っているけど意味はよくわかってないんです(笑)。
――そうだったんですね!「なるほど」は誰から学んだんですか?
イギー:周りの友達が「なるほど」ってよく言っていたんです。日本語と英語をミックスさせながら会話するのが一番だと思う。ボディランゲージとか顔の表情とかも理解するのに助けてくれる。サラもそうだと思うけど。
言葉の壁はあっても分かり合える…イギーとサラの関係
――今、改めてお互いの好きなところは?
サラ:似ているところが大きい。沖縄に行ったときも、なんでも全力で楽しむ。勉強の仕方も性格も似ている。お互いのことをわかりあえる。言葉の壁はあるんですけど、今こんな風に感じているのかなとか、こう言いたいのかなとか、なんとなくわかるんです。
イギー:本当に同じ。読書に例えると、同じページを読んでいるかのようにわかりあえるんです。ぴったり合う。
――英語を話せない日本人としては外国の方とお話しするのに緊張してしまいますが、実は外国の方も同じように緊張するんですね。そのことを忘れがちになってしまいますけど、それ互いに気づけて、同じように勉強して、思いやりあえたから壁がなくなるのも早かったのかもしれないですね。
サラ:通じないときはすごくもどかしかったです。「これなんて言うんだ~!?」っていうのがお互いにあったと思います。
イギー:そうなんですよね。サラもそうだし、僕も小さなジョークとかで笑わせたいけど、それができない。お互いその辛さをわかってるからこそ、悔しさはありました。
サラ:イギーのジョークが通じなくてごめんね。
イギー:そもそも面白くなかったから大丈夫だよ(笑)。
僕は何百回も言ったけど、とにかくエネルギッシュでポジティブなところ。物事に取り組む態度、人生観が大好きです。
――最後に、これから二人でやってみたいこと、行ってみたいところはありますか?
イギー:オーストラリアに来てくれたら嬉しいです。お互いを真に理解するのには、その人の故郷に行くのが一番だと思っています。僕の地元はオーストラリアでも田舎で、日本の方も知らないような街。全然東京と違うから、彼女に故郷の風景を見せてあげたいです。
サラ:O K!Let’s go!でも、私の地元の熊本も田舎だよ!(笑)
イギー:育った環境が人を作るから、いつかサラちゃんの地元にもみてみたいね。
サラ:わたしは、二人でいっぱい話し合って、二人で決めていきたいです。また何か計画しようね!
イギー:もちろん!