「ナスDの大冒険TV」(テレビ朝日系・毎週水曜深夜2時21分~ ※一部地域を除く)が、地上波で4月8日から放送開始される。
AbemaTVでは、毎回地上波の放送1週間前にAbemaビデオで最新話を配信。3月25日配信の「ナスDの大冒険TV」#0では、YouTube版全56回のうち、再生回数の多いベスト2が発表された。
再生回数ランキング第1位は約367万回再生を記録した#15「南米アマゾン 獲った電気ウナギその場で喰らう編」。
▶︎本編:「奇跡が起こった」ナスDが無人島で大感激! すごすぎる料理実食シーン「ナスDの大冒険TV」(無料期間あり/配信中)
ペルー東部のシピボ族が暮らす村で、自身に憑いた悪霊(?)の除霊儀式を待つナスD。ここは120年以上前にできた集落で、長い1本道の脇に高床式の住居がいくつも並んでいる。原住民たちはほぼ自給自足の生活をしていて、主な生業は漁業。漁に同行したナスDは原住民の漁のやり方に興味津々だ。
村では女性たちが炊事や洗濯をはじめとした家事、子育てに奮闘。男性が手伝うことはほどんどない。獲物が獲れなければ、食事がバナナスープのみの日もある。
さらに女性は子供の学費、医療費、生活費などを稼ぐため、空いている時間も仕事。もともと、シピボ族は泥染めが有名な部族。現在は刺繍が施された布物の方が高値で売れるため、泥染めの技術を知る者が少なくなっている。
女性たちが一生懸命刺繍をしている場所に訪れると「1枚50ソル(日本円で約1700円)で売れるのよ」とナスDに教えてくれた。ちなみに1つの商品を作るのに「1カ月はかかる」という。
集落の人口は約400人。そのうち、半数にあたる約200人は子供だ。集落にはペルー政府が建てた学校があるが、教師は集落にただ1人。小学生にあたる約70人の子供を1人で教えていて、高校生にあたる年代は、教師がいないため勉強ができない。ペルー政府が建てた校舎は、屋根が落ち、ボロボロになっている。
政府が建てた病院もあるが、集落に医者はいない。病院を宿泊所として許可されたナスDが行くと、病院内には注射器や薬などの残骸が残っていた。病院ができた当初にいた医者は、集落の生活に耐えられず、3日で逃亡したという。
しかし、村人はわずかながらも医者を通じて現代医療と接したことで、毒ヘビなどで噛まれてしまっても医者なら治せることを知った。原始の生活も守りたい、だが文明化も必要……感情の狭間で、村人たちは頭を悩ませている。
夜になると、遊び盛りの子供たちがナスDの元に集まってきた。ギターを取り出して歌い、子供たちと触れ合うナスD。
ナスDが一番気にしているのは子供たちの教育だ。ギターもあらかじめ他の集落の若者がたまにギターを持ち込み、シピボ族の村で演奏していることを知った上で、子供たちと触れ合っている。
全く原住民が知らない文化を勝手に教えてしまうと、取材陣が帰った後、その知識だけが残ってしまう。文化の押し売りにならないよう、気をつけていた。
(AbemaTV「ナスDの大冒険TV」より)