「ナスDの大冒険TV」#1(テレビ朝日系・毎週水曜深夜2時21分~ ※一部地域を除く)が、地上波放送に先駆けAbemaTVで先行配信された。
【映像】ナスD、出発の準備にどれだけ時間かけるんだ?編「ナスDの大冒険TV」#1(配信中)
この番組はテレビ朝日の社員・友寄隆英、通称:破天荒のナスDが世界の僻地に命がけで向かい、知られざる文化、そこに住む人々の暮らしをディレクター目線でレポートする超本気紀行ドキュメンタリー。今回はネパールの奥地に住む天空のヒマラヤ部族に会いに行く旅の模様の一部をリポートする。
取材班が向かったのは世界の屋根・ヒマラヤ山脈。ヒマラヤとは古代サンスクリット語で「雪の住まい」という意味で、その中央部を占めるネパールは実は亜熱帯に位置する山岳国。そこには計り知れないほどの多様な世界の入り口が待っている。今回取材先に選んだのはそのネパール西部にあるアジア最後の秘境とも呼ばれるドルポ。取材班は2018年から足掛け2年に渡りヒマラヤへと出向き、厳しい冬のドルポを含めた密着取材を敢行した。
純粋なチベット文化を色濃く残す最後の秘境は、近年まで外国人の入国を拒み続けた。ドルポ地方の厳冬期、そして越冬がテレビカメラに収められたのは今回が世界初。
ナスDと共に旅をするのはナスDの先輩で元テレビ朝日のディレクター・大谷映芳氏。1981年に標高8611mの世界第2位の高さを誇るK2西稜ルートの世界初登頂を成し遂げた過去を持つ人物だ。
まずナスDは登山をするにあたってのジェネレーター(発電機)を買いにネパールの首都・カトマンズまで出かけた。ここでヒマラヤへ行く為の準備を行うという。
カトマンズはおよそ100万人の人口で活気に溢れた近代都市だが、膨大に絡み合った電線がそこ彼処にあり、またたくさんの自動車が道路を走るが、信号は点いてなく、警官が交通整理しているような状態だ。なぜかというと、5年ほど前に計画停電が行われるほど、ネパールが電力不足に悩まされている国だからだ。1日数十回行われる計画停電の都度、信号機が停止していたことでかえって交通が混乱して事故が多発した過去も。つまり、カトマンズでの交通ルールは「気をつけて運転すること」で、歩行者は「気をつけて渡る」必要がある。
ナスD一行も気をつけて歩きながら、ついに目的のお店にたどり着いた。お店に用意されたジェネレーターショップには登山隊も使用している本格的なアイテムがあり、店員によると「高所でも使用できるように改良済み。標高5000m以上でも十分に使える」とのこと。高所では酸素濃度が薄く、エンジンが掛かりづらいため普通のジェネレーターには特別な改良が必要なのだ。こうして無事目当ての品に出会った一行はこの後、ネパールで1番の繁華街へと向かった。
(AbemaTV「ナスDの大冒険TV」より)