ストーリーも、ファンの期待もさらに盛り上がり続けているアニメ「BanG Dream! 3rd Season」。現在、#10までが放送され、各バンド内では強い思いゆえに、衝突が次々と起こっていく。アニメーション制作を担当したサンジゲン・松浦裕暁、音響監督・飯田里樹、シリーズ構成・脚本を務めた綾奈ゆにこのスタッフ3人に、注力したポイントや見どころを聞いた。
▶本編:熱い思いのぶつかり合い!「BanG Dream! 3rd Season」
アニメーション制作 株式会社サンジゲン 代表取締役 松浦裕暁 なんといってもRoseliaの周りとのドラマがしっかり描かれています。友希那の強い思いをメンバーがしっかり支えていて、かつそれぞれ自分の思いもしっかり持っている部分など、とても胸が熱くなります。「乗り越えてさらに強くなる」そんな単純だけど難しいことを繰り返して絆が深まっていくのだと教えてくれます。そして、RASの危機。結成して間もないメンバーたちがそれぞれ自分を曝け出すことで、互いを理解し合うことも、実はとても難しい。高校生の彼女たちだからかもしれませんが、ともあれ結束が固まって良かったと思います。サンジゲンとしては、ドラマを描くことはとても難しいと感じています。それは細かな表情や動き、それら全てが感情を表すからです。どんなに素晴らしいお話でもアニメーションがそれを伝えきらないといけません。そういった部分に特に力をいれました。
音響監督 飯田里樹 「BanG Dream! Girls Band Challenge!」予選も佳境。だんだんと焦点が参加している3バンドに絞られていきます。RoseliaやRASがバンドの方針で緊迫する中、我らがポピパはのんきにポピブイを作ったりします。いいですよね~ポピブイ。そんな中、#8は唐突な温泉回。演奏しない箸休め回かと思ったらとんでもない!登場人物が多すぎてアフレコはカオスに。誰が年上で、誰が年下で、誰と誰は初対面で…と人間関係の理解が大変でしたが、逆にBGMはギャグ回と割り切って好き勝手やらせていただきました。とはいえ、この回はいろいろなキャラ同士の交流によって各々が成長している重要なターニングポイントでもあります。そういえば温泉に来なかった人が二人いましたね…。
シリーズ構成・脚本 綾奈ゆにこ 大会中もポピパはどこまでもポピパらしいところが素敵ですね。思ったより全然ピリピリしなくて心配でしたが(笑)、逆に彼女たちの魅力が浮かび上がった印象です。一方、RoseliaとRASは対立をきっかけにそれぞれのバンド内で事件が。Roseliaは、それぞれがRoseliaのことを想ってのズレです。友希那は口数が少なくて誤解されやすい子ですが、紗夜に対して頑張って自分の考えを言葉にします。
(C)BanG Dream! Project