12日、極楽とんぼの加藤浩次と山本圭壱が司会を務める『極楽とんぼのタイムリミット』#12が放送。加藤から喝を受けた山本が、現役女子プロレスラー相手に体を張り、芸人魂を見せつけた。
#12は、山本がボクシング5番勝負で賞金1000万円獲得を目指す「山本圭壱VSツワモノ格闘女子 第2弾」。元AKB西野未姫、グラビアアイドル・清水あいり、総合格闘家・華DATE、キックボクサー・ぱんちゃん璃奈、そして女子プロレスラー・世志琥の5人とボクシングで戦い、最後までリングに立っていられれば賞金獲得となる。
山本と世志琥は、実は昨年放送された同企画の第1弾で戦う予定だった。しかし、山本が世志琥との勝負直前「脳震盪」を装いドクターストップ。戦いを回避していた。
第2弾となった今回、山本は当初「ドロップアウトしません」と宣言していたものの、世志琥と戦う直前になると、一転「やめます」と衝撃発言。加藤が叱ろうとすると、「俺、あの人に闇討ち食らってんだよ！」と、1週間前のジム帰り、竹刀を持った世志琥に襲われたことを明かした。
山本は「やりませんよ！梅ヶ丘のボクシングジムでたところで、52歳のおじさんを……」と、世志琥の急襲を大批判。リングから逃げようとしたその時、突然、会場に「けいちゃん！」と女性の声が響いた。
声の主はグラビアアイドル・大原がおり。山本とは20年以上の付き合いで、山本が告白しては玉砕するというパターンがおなじみとなっている。
黒縁メガネを掛け、大原は「ここでやめちゃっていいの？そんな男じゃなかったよね」とリングへ。「がおりに、男を見せてよ！」と訴えた。大原は「けいちゃん、がんばれ！けいちゃん、がんばれ！」とコール。無観客の会場に大原の声ばかりが響き、山本は「わかりました……やめます！」と、心動かされない様子を見せた。
加藤は「やろうよ、ロッキー山本」と、映画『ロッキー』になぞらえて説得。解説席のパンサー・向井慧が「まさか、あのメガネは」と大原の黒縁メガネに注目すると、加藤は「エイドリアン（『ロッキー』のヒロイン）じゃないですか？」と憶測した。
山本は大原をしばし見つめると「……エイドリアン。エイドリアーン！」と雄叫びを上げ、ようやく「やります！」と対戦を宣言。加藤は「令和のこの時代に、ロッキーと“ガオドリアン”が見られるとはなー！」と感激の面持ちを見せた。
しかし、山本は世志琥の登場シーンからげんなりした表情。すっかり待たされた世志琥は機嫌の悪さ丸出しで、加藤に対しても「うるせえよこの野郎！」と血に飢えた野獣のような態度を取った。
山本はビビリながらも、「きょう、お前とやるのを一番楽しみにしてた。ここ来るまでの4人はタダの前座だ」と精一杯強がって世志琥を挑発した。
世志琥の登場で、リングの上はルール無用の無法地帯に。世志琥はリングが鳴る前から殴ろうとしたり、ヘッドギアを捨てたり、反則の後頭部狙いも見せ、加藤が「これ、放送できるの！？」と緊迫感をにじませる場面もあった。
女子プロレスラーでもあり、総合格闘家でもある世志琥。加藤は「総合をやってるから、ボクシングの基本ができてますね、ワンツーでジャブが入りますもんね」「予想以上に山本さんが疲れてますね」と緊張気味にコメントした。
1ラウンド目、山本はなんとか猛攻をしのぐことに成功。「パンチが重い」と息絶え絶えの様子だが、「あと2分耐えれば1000万でしょ？」と再び闘志を燃やした。
残り数秒となり、山本が逃げ切りをかけようとした瞬間。突然、リング上に「ギブアップ」を意味するタオルが投げ込まれ、レフェリーが試合をストップ。山本のTKO負けが決まった。
試合終了を告げられた山本は「ちょっと待って、俺ギブアップしてないでしょ」「タオル？？」とちんぷんかんぷんの様子。なんと、“セコンド”の大原が、残り5秒あたりでタオルを放り投げ、試合を強制終了させたのだった。
加藤は「タオルが投入されたということは……山本さん、残念！」「耐えてたんですけどねー、セコンドからのタオルとは！びっくり」と力闘を惜しんだ。大原は「もうね、見てられなかった！」とあくまで山本を案じてのことと説明。山本は呆然と苦笑いするしかなかった。
加藤は「愛のチカラだ。1000万より大事な『愛』を手に入れました」と締めくくりのコメント。ギブアップにより獲得賞金が0円になった山本は「大変悔しいです！」と絶叫した。
賞金は逃したものの、愛のチカラを手に入れたはずの山本。リングの上で「こんな私でよろしかったら、付き合ってください」と、大原に手を差し出した。
しかし大原は「ごめんなさい！」とペコリ。何回目かわからない玉砕に、山本は「そんなんがあるんか！」と吠えた。
山本は加藤にけしかけられ、世志琥にも「強いところに惹かれました」と謎の告白。世志琥はヤケクソ感満載の山本の告白に「なんだお前は！」とブチギレして襲いかかり、山本は命からがらリングから離脱した。
なんとも言えない幕切れを迎えた今回の5番勝負。加藤は「みなさん煮え切らないところもあると思うんで、年末になんとかできればいいなって」と第3弾の開催に言及し、「大原さんも、良かれって気持ちだったから」とフォローした。山本は「タオルって。なんだよそれ」と恨み節。加藤は「頑張ろう、年末。あの女（大原）さえいなければ、お前は1000万手にしていた」と健闘を称えていた。
▶︎動画：極楽・山本圭壱VSツワモノ格闘女子
