19日、SUPERNOVA(元 超新星)のリーダー・ユナクと、Y-crewがプロデューサーとして指揮を取る日韓合同アイドル育成プロジェクト『G-EGG』#12(毎週日曜深夜0時~)が放送。韓国合宿の集大成となるチームごとのMVの一部が公開されたほか、20人の候補者のうち、韓国に残っている7人が挑んだ最終審査の様子、そしてユナクが候補者たちに贈った熱いメッセージが公開された。
ユナクは前回#11で、最終審査のテーマを「セルフプロデュース」と説明。候補者はG-EGGプロジェクトのために作られた①「あの時へ」、②「Dreaming in the sky」から1曲をチョイスし、ダンサーは1分半振りを創作、ラッパーはラップをメイキング、ボーカルは課題曲のどちらかを歌う。この課題にプラスして自分のアピールポイントを上乗せすることもでき、衣装や照明といった面でも個性を演出できる。
#11では、日本にいる13人の最終審査を開催。ほとんどの候補者がユナクの求めるレベルを表現できず、ユナクからダメ出しを連発された。#12では、韓国に残っている7人が挑戦。果たして7人はユナクの期待に応えられたのか。
ハイレベルなメンバーの揃う韓国組だが、「歌は本当にうまいけど解釈能力が足りない」「ダンスのメリハリの無さが最後まで直ってない」「もっとこの曲で遊んでほしかった」など、ユナクの厳しいダメ出しは変わらず。現在G-EGGの“暫定センター”になっているヒョンスですら、「俺が期待していたレベルの、これくらい(5~6割くらい)」と苦言から始まった。ユナクはヒョンスに、「空間を広く使っていたし、衣装も髪型も良かった」と及第点を与える一方、「ただ、自分だけの魅力、ワンポイントが絶対的に必要。ファンを魅了する“1つ”を掴めていない。もっと頭を使って」とアドバイスした。
ユナクが最も評価したのは、ボーカル・パクハ。ユナクは「良かった。予想以上の実力、予想外な魅力を見せてくれて、本当に感動している」と絶賛の言葉を連ねた。
こうして、ついに20人全員が最終パフォーマンス終了。ユナクは「俺と一緒に行くメンバーは、頭に入れて」と前置きし、「俺はみんなを100%完成させる人ではない。完成させるのは自分自身。俺ができるのは、曲を作り、メイキングをし、すごい人を連れてきて、第三者の立場で一言くらい言うこと」と、自分はあくまで裏方ということを本人たちに再確認させた。そして、「完成させるのは君たちだ。それには努力じゃなくてセンスもいる。そうじゃないと、K-POPにもJ-POPにも勝てない。俺は、良いことより、悪いことを話す存在だよ」と、合格後も決して甘やかさないことを誓った。
ユナクは候補者に向き合うと、「ここまで頑張ってくれて本当にありがとう、合格でも不合格でも、俺はずっと会うから。良い音楽の道を歩いて」とエール。厳しい言葉の裏には、候補者全員に音楽の世界で成功して欲しいという願いと、ユナクの熱い思いやりが隠れていた。
番組の最後、ユナクは「今回のメンバーは頑張ってくれた。合格してもしなくても応援してください」と視聴者にメッセージ。ユナクは、日本と韓国で約半年に渡りサバイバルを繰り広げてきた候補者たちから、グローバルな世界へと羽ばたくアイドルの“卵”を見い出せたのか。最終合格者は新型コロナウィルス感染のため現在療養中のユナクの回復を待って、AbemaTVにて公表予定だ。