春アニメ「啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)」が4月14日より放送開始(順次放送中)。声優ユニット・NOW ON AIRが歌うエンディング主題歌「ゴンドラの唄」が話題になっている。
▶︎放送:「啄木鳥探偵處」第一首「こころよい仕事」 4月19日26時~
アニメ「啄木鳥探偵處」は、推理作家・伊井圭氏の同名ミステリー小説が原作。同書籍に収録されている「高塔奇譚」は第3回創元推理短編賞を受賞している。探偵稼業「啄木鳥探偵處」を開いた天才歌人・石川啄木(CV:浅沼晋太郎)が、助手・金田一京助(CV:櫻井孝宏)と共にさまざまな事件の謎を解いていく物語だ。
エンディング主題歌に起用された「ゴンドラの唄」の原曲は、1915年(大正4年)に発表されたもの。黒澤明監督の映画「生きる」の劇中歌として知られるほか、小林旭や美空ひばりなど数多くの歌手によって歌い継がれてきた珠玉の名曲だ。
今回、NOW ON AIRがカバーした「ゴンドラの唄」(5月13日発売)は、同ユニットでは初の単独TVアニメタイアップ曲。ピアノ伴奏のしっとりとした曲調から、アップテンポに転調するアレンジが加えられている。Twitter上では「この世界観に合わせての楽曲だったと納得!」「EDがあの黒沢映画の名曲!」「EDの転調良い」「エンディングはゴンドラの唄!?」「え!待ってED癒される」「『ゴンドラの唄』のアレンジが令和!って感じで良い」といった声が相次いでいた。
【あらすじ】
第一首「こころよい仕事」
東京で一旗揚げようと、中学の先輩である金田一京助を頼り上京した天才歌人、石川啄木は創作をそっちのけで酒と女にうつつを抜かし万年金欠状態。そんな折、二人は殺人事件の第一発見者となる。被害者は荒川銅山の使用人の達吉。容疑をかけられた二人だが啄木の推理でその場を逃れる。見事な推理に京助は感心する。その後、達吉の告発状と凶器が発見され、荒川銅山の大番頭の小栗が犯人として逮捕される。しかし、啄木は引っかかるものを感じ、再び推理を始める・・・。
(C)2020伊井圭・東京創元社/「啄木鳥探偵處」製作委員会